伝道の書,御言葉

鉄が鈍くなったとき、人がその刃をみがかなければ、力を多くこれに用いねばならない。しかし、知恵は人を助けてなし遂げさせる。 (伝道の書10:10) ------------------ アメリカ合衆国第16代大統領のリンカーンの名言の中に 「木を切るのに6時間使えるなら、そのうち最初の4時間は斧を研ぐために使う」 "If I had six hours to ...

伝道の書,御言葉

わたしはこのすべての事に心を用いて、このすべての事を明らかにしようとした。 (伝道の書9:1) ------------------ この書の記者である「伝道者(コヘレト)」は、この世の法則を探ろうとして全力を傾けて調査しました。 「わたしはこのすべての事に心を用いて、このすべての事を明らかにしようとした。」 (伝道の書9:1) その法則とは、神様がいらっし ...

伝道の書,御言葉

人の知恵は顔に光を添え、固い顔も和らげる。 (伝道の書8:2 新共同訳) ------------------ 病院の待合室で不安そうな顔をしている人がいます。 診察室に呼ばれました。 しばらくしてから出てきたその人の顔は、ガラッと変わって温和な表情です。 きっと 「なんでもありませんよ」 「原因は○○ですが、この治療法で完治します」 とお医者さんから言われ ...

伝道の書,御言葉

順境の日には楽しめ、逆境の日には考えよ。 (伝道の書7:14) ------------------ 円高の時代には日本から海外旅行に出かけると有利です。 単純に1ドル200円が100円の円高になったとすると、今まで外国で200円出さなければ買えなかったものが、半額の100円で買えるということだからです。 逆に円安の時代には、日本に来る外国人観光客が増えると ...

伝道の書,御言葉

だれがその身の後に、日の下に何があるであろうかを人に告げることができるか。 (伝道の書6:12) ------------------ 日本三景の一つに宮城県の松島があります。 この場所を訪れた松尾芭蕉が、その風景のあまりの美しさに、 「松島や ああ松島や 松島や」 と詠んだという逸話がありますが、実際は後世の狂言師の田原坊の作なのだそうです。 ただ、あまり ...

伝道の書,御言葉

これがその分だからである。 (伝道の書5:18) ------------------ 池波正太郎氏の小説『鬼平犯科帳』の主人公、長谷川平蔵は、生い立ちが生い立ちだけに、人情の機微がよくわかり、下情に通じています。 池波氏はある箇所で彼にこうつぶやかせています。 「つまりは、人間(ひと)というものは、生きて行くにもっとも大事なことは……たとえば、今朝の飯のう ...