ヨハネ,御言葉

すると、イエスはそのぶどう酒を受けて、「すべてが終った」と言われ、首をたれて息をひきとられた。 (ヨハネ19:30) ------------------ 「すべてが終った」という語は、原語で「テテレスタイ」といいます。 これは商業用語で、「支払い完了」という意味です。 十字架で息を引き取る直前の最後の言葉がこの「テテレスタイ」、すなわち、 「あなたの負債は ...

ヨハネ,御言葉

イエスを裏切ったユダは、その所をよく知っていた。イエスと弟子たちとがたびたびそこで集まったことがあるからである。 (ヨハネ18:2) ------------------ イエス様は夜ゲッセマネの園で捕らえられましたが、月明かりや星明かりしかないその当時、ローマ兵たちはよくその居所が分かったものだと思います。 それはイスカリオテのユダが裏切り、彼が案内役とな ...

ヨハネ,御言葉

父よ、時がきました。あなたの子があなたの栄光をあらわすように、子の栄光をあらわして下さい。 (ヨハネ17:1) ------------------ ヨハネ17章は、大祭司の祈り、として有名な個所です。 大祭司は年に1度、至聖所に入り、民のためにとりなしの祈りをしました。 イエス様は逮捕され、十字架につく直前、まず自分のために祈り、弟子たちのために祈り、そし ...

ヨハネ,御言葉

わたしが去って行くことは、あなたがたの益になるのだ。 (ヨハネ16:7) ------------------ これから実際に起ころうとする受難をイエス様が語っていた時、弟子たちはそれを本気にはしなかっただろうと思います。 人間の心は、ショックをじかに受けないように、最初、否認するのです。 「まさかそんなことが起こるはずがない」「何かの間違いではないか」 し ...

ヨハネ,御言葉

わたしにつながっていなさい。 (ヨハネ15:4) ------------------ ヨハネ15章では、イエス様がぶどうの木、人間はその先の実を結ぶ枝、父なる神様が手入れをなさる農夫としてのたとえ話で始まります。 イエス様が 「わたしにつながっていなさい。」 とおっしゃるのは、 「枝がぶどうの木につながっていなければ、自分だけでは実を結ぶことができない」 ...

ヨハネ,御言葉

「あなたがたは、心を騒がせないがよい。神を信じ、またわたしを信じなさい。 (ヨハネ14:1) ------------------ 今日の聖句は、これから逮捕され十字架につけられるという受難を前にして、弟子たちに語られた言葉です。 間もなくやってくる試練に備えて、心配するな、心を騒がせるな、と弟子たちを力づけて下さったのです。 それに対して、「はい、その通り ...