御言葉,箴言

あでやかさは偽りであり、美しさはつかのまである、しかし主を恐れる女はほめたたえられる。 (箴言31:30) ------------------ ご婦人の集まる聖書研究会で、イサクのお嫁さん候補(後のリベカ)を探しに行ったしもべの話をした時のことです。 彼はアブラハムのしもべの中で最も年長でした。 この人のような人生の経験者ならこういう女性を選ぶだろうな、と ...

御言葉,箴言

うそ、偽りをわたしから遠ざけ、貧しくもなく、また富みもせず、ただなくてならぬ食物でわたしを養ってください。 (箴言30:8) ------------------ 私が昔よく行ったラーメン屋のおばちゃんは、どこか品のある凛とした雰囲気を持っていました。 聞けば北海道の函館出身。子どもの頃、今ほど有名でなかったトラピスチヌ修道院の庭で友達みんなと遊んでいたそう ...

御言葉,箴言

貧しい者と、しえたげる者とは共に世におる、主は彼ら両者の目に光を与えられる。 (箴言29:13) ------------------ 箴言第29章の1節には 「しばしばしかられても、なおかたくなな者は、たちまち打ち敗られて助かることはない。」 と、経験者の忠告を無視する人の哀れな末路が描かれているように見えます。 新改訳聖書でも、 「責められても、なお、う ...

御言葉,箴言

悪しき者は追う人もないのに逃げる、正しい人はししのように勇ましい。 (箴言28:1) ------------------ 江戸時代の武士の社会に「敵討ち(かたきうち)」という制度がありました。 親が殺され、犯人が藩外に逃亡した時、子は「親の敵(かたき)」を討つまで正式にその家を継ぐことができません。 侍社会で正式に認められるために、何年もかけて犯人を捜し出 ...

御言葉,箴言

鉄は鉄をとぐ、そのように人はその友の顔をとぐ。 (箴言27:17) ------------------ アメリカの神学校で勉強していた時に、"As iron sharpens iron"(『鉄が鉄を研ぐように』)という教科書がありました。 今日の聖句から書名を取ったもので、メンタリングの授業で使用します。 メンタリングとは人を育てる手法です。 伝統的な「先 ...

御言葉,箴言

なまけ者は手を皿に入れても、それを口に持ってゆくことをいとう。 (箴言26:15) ------------------ 箴言第26章には3種類の人間が出てきます。 愚かな者、なまけ者、そして理不尽な人です。 ここでの愚かな者とは、頭が良いはずなのに愚かな行為を繰り返す人のことを言っています。 また、なまけ者とは、何かを始めても行動が続かない人です。 理不尽 ...