今日のみ言葉【No.1181】(2015年11月24日)

ツロよ、わたしはあなたを攻め、…、そして彼らは、わたしが主であることを知るようになる。
(エゼキエル26:4-6)

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ツロは貿易の中心地たる港湾都市として栄えた国で、エルサレムとは商業的にライバル関係にありました。

その商売敵たるエルサレムが陥落したのでツロは喜びます。

そして自分が一番となったと思い込んだツロはどんどん傲慢になっていきます。

「わたしの美は完全である」
(エゼキエル27:2)

「わたしは神である、神々の座にすわって、海の中にいる」
(エゼキエル28:2)

この傲慢が彼らの命取りとなり、諸外国に攻められ、滅亡します。

エゼキエルを通して語られた神の預言通りです。

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さて新約聖書では、イエス様がツロの地方まで足を運ばれ、異邦人であるカナンの女の娘の癒しをなさった記事があります。

初めイエス様は、

「子供たちのパンを取って小犬に投げてやるのは、よろしくない」。
(マタイ15:26)

と非常に冷たい態度を取ります。

しかし女の

「主よ、お言葉どおりです。でも、小犬もその主人の食卓から落ちるパンくずは、いただきます」
(マタイ15:27)

という謙遜な態度に

「女よ、あなたの信仰は見あげたものである。あなたの願いどおりになるように」
(マタイ15:28)

と、その女の信仰をほめ、願いをかなえました。

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試練のただ中、あるいは、自分が蒔いた傲慢という種で滅亡を刈り取っていると感じている今なら、

「無きに等しい者を、あえて選ばれたのである。」
(第1コリント1:28)

という御言葉に立つことが肝心です。

ツロは滅ぼされましたが、後にそこから出るカナンの女は、イスラエルよりも先に神の恵みを得ました。

正しい位置に立つこと。

絶えず、「無きに等しい者」という位置に立ち返ること。

これが神の正しい道に帰る秘訣です。

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神の恵みの真っ直ぐな道を歩む一日として参りましょう。

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