今日のみ言葉【No.2314】(2020年 7月 7日)「キリストの再臨(2)」
そのとき、大いなる力と栄光とをもって、人の子が雲に乗って来るのを、人々は見るであろう。
(マルコ13:26)
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終末の預言は必ずしも時間順に書かれているわけではありませんので、先人の手引がなければ混乱します。
たとえて言えば、手前のA山と遠くのB山の頂上が重なって見えるので、A山の頂上の杉の木がB山のてっぺんにあると錯覚するようなものです。
イエス・キリストが再び来られることを「再臨(さいりん)」と言いますが、これは2段階に分かれています。
空中再臨と地上再臨です。
一度ここで再臨について整理してみたいと思います。
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「今は恵みの時」の教会時代を終了させるため、イエス様が空中まで降りて来られ、クリスチャンを地上から引き上げることを「携挙(けいきょ)」と言いますが、これが第1段階の空中再臨です。
ちょっと長いですが、テサロニケ人への第1の手紙でパウロがこう記しています。
「すなわち、主ご自身が天使のかしらの声と神のラッパの鳴り響くうちに、合図の声で、天から下ってこられる。その時、キリストにあって死んだ人々が、まず最初によみがえり、それから生き残っているわたしたちが、彼らと共に雲に包まれて引き上げられ、空中で主に会い、こうして、いつも主と共にいるであろう」
(第1テサロニケ4:16-17)
これはいつ起こるかわかりません。
わかっていることは、携挙の前に起こらねばならない預言は全て成就しているので、次に成就する預言は携挙だということです。
私たちはいつ携挙が起きてもいいように準備しておく時代に生きているのです。
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携挙が起こった後の世界では、クリスチャンは地上にいません。
神の宮であるクリスチャンがいないということは、聖霊も地上にいなくなるということです。
悪霊を引き止める力がなくなるので、世界はサタンの思うがままに動きます。
携挙の後、黙示録で書かれている7年間の患難時代が始まり、その最後にキリストの地上再臨があります。
「そのとき、大いなる力と栄光とをもって、人の子が雲に乗って来るのを、人々は見るであろう」
(マルコ13:26)
先の携挙は空中まででしたが、この時は地上に降り立ち、イエス様は患難時代を終わらせ、サタンを獄に閉じ込めてしまいます。
そこからキリストが全世界をエデンの園のように回復する時代が始まります。
これが千年間続くので、千年王国と呼ばれます。
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過去の御言葉メールでも携挙と再臨について書いておりますので、参考になさって下さい。
大事なことは、私たちが再臨があることに希望を持って生きることです。
特に携挙に関する文脈で、パウロは一貫してそれは希望だと述べています。
「だから、あなたがたは、これらの言葉をもって互に慰め合いなさい」
(第1テサロニケ4:18)
いたずらに世の終りを恐れることなく、希望を抱いて今日一日を過ごして参りましょう。
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