今日のみ言葉【No.1943】(2019年 2月19日)「フェニキヤの女(2)」
2019年2月19日
そして、けがれた霊につかれた幼い娘をもつ女が、イエスのことをすぐ聞きつけてきて、その足もとにひれ伏した。
(マルコ7:25)
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私の中学生時代の罪の告白をひとつ。
真冬、部活が終わって暗くなった帰り道、広い神社の境内の中を斜めに突っ切れば近道でした。
正月の後、たくさんの御籤(おみくじ)が木の枝や格子の板塀に結び付けられているのを、我々は無断で解いて「今日は小吉だ」とか「末吉かよー」などと言ってワイワイ騒いでいたものでした。
神社関係者の話を聞くと、人は「大吉」の御籤は持って帰るが、あまり良くない運勢のものを引いた人たちは厄払いの意味を込め、木の枝などに結んで残しておくのだそうです。
ですから、たまに「凶」を引くことがあります。
そういう時は
「今日の運勢は悪いのだ。慎重に行動せねば」
などと殊勝に思えばいいのですが、いたずら者の中学生たちはそうは思いません。
必ず
「縁起でもない。もう一枚開こう!」
と、自分にとっての「当たり」が出るまで解いては捨て、解いては捨て…。
いやはや、神社の職員方の掃除の手間を増やす悪い中学生でありました。
私がやったことは原始的な偶像礼拝の姿です。
自分の望みをおみくじに投影し、自分が願った通りの答が返ってくるまで願い続け、拝み続けます。
私たち人間はそういうところから始まり、キリストに導かれて真の信仰へと至るのです。
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スロ・フェニキヤの女がイエス様のところに来た理由は明らかです。
彼女はイエス様が救い主であると信じて礼拝しに来たのではありません。
病を癒やす力のある方が来たそうだという噂を聞き、娘を癒やしてもらおうと藁をもすがる思いでやってきたのです。
「そして、けがれた霊につかれた幼い娘をもつ女が、イエスのことをすぐ聞きつけてきて、その足もとにひれ伏した」
(マルコ7:25)
つまり、「大凶」を「大吉」に変えてくださいということです。
ここでもしイエス様が娘をすぐ癒やしてしまったら、この女は「ありがとうございました」とは言うでしょうが、神との出会いは無いままで終わることでしょう。
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イエス様は彼女の霊的資質を見抜き、相当厳しいけれど、最短最速の信仰の育成法を取られました。
それは「無視・拒絶・侮辱」というものです。
彼女は見事にその試験にパスしますが、ギリギリ合格どころか最優等生という結果となりました。
マルコによる福音書の中で人々はイエス様のことを「先生」と呼んでいますが、ただ一人、「主よ」と本質をとらえた呼び方をしているのはこの女だけなのです。
このスロ・フェニキヤに住む異邦人であるギリシャ人の女が、どのように偶像礼拝レベルから真の信仰へ、しかもその最高形態まで行ったかのいきさつは、次回に譲ります。
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自分が今どの位置にいるとしても、そこから神に向かって叫ぶのが良いのです。
キリストは私たちを真の信仰へと導いて下さいます。
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