今日のみ言葉【No.645】(2013年 9月10日)

そこで彼はエルサレムへ行き、主の契約の箱の前に立って燔祭と酬恩祭をささげ、すべての家来のために祝宴を設けた。
(列王紀上3:15)

——————

超魔術師の名前で有名なMr.マリック氏は、新作マジックを考える時、まずネタを考え、トリック(仕掛け)は後で考えるそうです。

「寝る前にものすごく考えるんです。このマジックをやるにはこういう方法、こういう方法、と。で、行き詰まったら寝る。不思議なことに、朝、目覚めた瞬間に答が返ってくることが多いんです。」
(平成12年6月18日付け毎日新聞)

そしてスタッフに

「啓示が来た」

と告げるのです。

マリック氏は堂々と、

「そのトリックは、神のような存在が思いつかせてくれるような気がする」

と語っています。

-*-*-*-*-*-*-

ソロモンも夢を見ました。

夢の中で神は

「あなたに何を与えようか、求めなさい」

と尋ねられました。

彼は、長生き、富、敵の命、という、普通の人間なら願いそうな

「自分のための願い」

を求めませんでした。

彼は

「ただ訴えをききわける知恵」

を求めました。

これは神の御心と一致していました。

それゆえに、求めていない

「富と誉をもあなたに与える」

と神から約束をいただくのです。

-*-*-*-*-*-*-

さて問題はここからです。

これはあくまでも夢です。

「なーんだ、夢だったのか」

で終わってもおかしくないのです。

ソロモンの素晴らしさは、夢で見た宣言は神の御心と確信し、信じて現実に行動を始めたことです。

それが今日の聖句の、

「そこで彼はエルサレムへ行き、主の契約の箱の前に立って燔祭と酬恩祭をささげ、すべての家来のために祝宴を設けた。」
(列王紀上3:15)

です。

-*-*-*-*-*-*-

夢と現実がゴチャゴチャして暴走してしまわないためには、ソロモンの実例に学びましょう。

彼は素晴らしい夢を見た後、神の前に感謝し喜んだのです。

そしてその喜びを周囲の者と分かち合いました。

夢と現実のバランス感覚はこのようにして形作られます。

夢を見た直後は、夢という赤ちゃんが生まれたばかりのようなものです。

いきなり現実の寒風にさらしてはいけません。

大切にしないと、あなたに与えられた夢という赤ちゃんは死んでしまいます。

生まれたことを喜び、暖かく受け入れてくれる周囲の人たちと喜びを分かち合うのです。

そのようにして夢が成長し、現実のものとなっていきます。

-*-*-*-*-*-*-

神が与えられた夢を大切にしましょう。

神はその夢が現実となることを願っておられます。

-*-*-*-*-*-*-

●配信停止は下記に空メールを送信して下さい。
del@mikotoba.org

●お申し込みも同様です。
reg@mikotoba.org