今日のみ言葉【No.3952】(2026年 7月 8日)「アロンの責任逃れ」
アロンは言った、「わが主よ、激しく怒らないでください。この民の悪いのは、あなたがごぞんじです。
(出エジプト記32:22)
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金の子牛事件において、偶像を造ったのはアロンです。
そのことは、聖書に次のように明確に記録されています。
「アロンがこれを彼らの手から受け取り、工具で型を造り、鋳て子牛とした」
(出エジプト記32:4)
アロンはどんな裁きを受けるのでしょうか。
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彼の本来の役目は、人間的な思いに支配されていた民を神の方向へ導くことでした。
しかし、実際にはその役目を果たせませんでした。
そこでモーセは、民がアロンを圧迫したせいではないかと原因を探り、次のように問いただします。
「この民があなたに何をしたので、あなたは彼らに大いなる罪を犯させたのですか」
(出エジプト記32:21)
アロンは自らの罪を意識しているので、責任逃れをします。
アロンは、弟のモーセに対して
「わが主よ、激しく怒らないでください」
(出エジプト記32:22)
と極端に低姿勢に出た上で、
「この民の悪いのは、あなたがごぞんじです」
(出エジプト記32:22)
と責任転嫁を始めます。
そして極めつけの言い訳は次の箇所です。
「彼らがそれをわたしに渡したので、わたしがこれを火に投げ入れると、この子牛が出てきたのです」
(出エジプト記32:24)
自ら工具で型を造ったにもかかわらず、まるで偶然に子牛ができあがったかのような言い方です。
さて、その後、偶像礼拝の首謀者たち約3000人が処罰されますが、中心人物であったアロンは裁きを免れます。
なぜでしょう?
それは、彼がすでに大祭司として選ばれていたからです。
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モーセがシナイ山に登り、40日間にわたって十戒や幕屋の作り方について神から指示を受けていた「まさにその時」、神はモーセに対して
「アロンを聖別し、祭司としてわたしに仕えさせなければならない」
(出エジプト記28:3)
と命じておられました。
つまり、麓でアロンが金の子牛を作っていた時、山の上ではすでに神が彼を大祭司に指名していたのです。
神はアロンの弱さや失敗をあらかじめ知った上で、それでも彼を用いていくという一方的な恵みによって彼を生かしました。
と同時に、モーセのとりなしの祈りがあったことも見逃せません。
「主はまた、はなはだしくアロンを怒って、彼を滅ぼそうとされたが、わたしはその時もまたアロンのために祈った」
(申命記9:20)
つまり、アロンは選ばれていたから自動的に裁きを免除されたのではなく、滅びの対象であったことは間違いないのです。
しかし、そこにモーセの命がけのとりなしの祈りが加えられ、神の一方的恵みで生かされたのです。
この出来事は「欠けのある罪深い人間であっても、神の恵みによって選ばれ、用いられる」というキリスト教の福音の核心を象徴しています。
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神に選ばれている恵みに感謝し、賛美の毎日を送ってまいりましょう。
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