今日のみ言葉【No.857】(2014年 7月 2日)
主はわたしの光、わたしの救だ、わたしはだれを恐れよう。
(詩篇27:1)
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イギリスのオックスフォード大学の標語・校訓は
“Dominus illuminatio mea."
「ドミヌス・イルミナティオ・メア」
ラテン語です。
日本語に訳すと
「主はわたしの光」
詩篇27篇1節のことです。
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詩篇第27篇は、7節までの前半、主なる神への厚い信頼がこれでもかとばかりに述べられています。
しかし後半には厳しい苦難の現実が描かれています。
つまり、「主はわたしの光〜♪」と鼻歌交じりのお気楽気分で歌われた詩ではなく、とんでもなく苦しい状況に立たされた中、それでも神に信頼している状況の詩なのです。
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祈ったらすぐ苦難が消えるといいですね。
祈るたびに試練がポンと一つ消え、また祈るとすぐに別の問題がポンと消える…。
しかしそれは幻想です。
現実は、祈れども祈れどもこの苦難は解消されず、どこに神はいるのか、と思う毎日を送っている方もおられるでしょう。
詩篇27篇の記者は、このいつまでたっても去らない苦難の中で神への信頼が育まれた実例です。
なぜ苦しみがあるのか、なぜこの苦しみが起こされたのかは分かりませんが、その背後にいらっしゃる神に目を向ける時、苦難を通して人間は更に命豊かな存在となっていくのです。
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学校の部活動中の事故で一人の生徒の命が失われました。
スクールカウンセラーの私は生徒の心のケアをするため学校に呼ばれました。
カウンセリングを終えて思うことは、生徒たちにはすでに神から「心の自然治癒力」が備えられていたということです。
カウンセラーである私はその働きを妨げず、促進させてあげるために彼らのお話を聞く、というだけでした。
人の心には「自己再生能力」が秘められています。
もちろん、自分だけで解決できることばかりではありません。
周りの人の助けも必要です。
しかし、神はあなたが今置かれている苦難の中で、あなたにすでに与えている力を発揮せよ、と語っていらっしゃるのかもしれません。
その力がなければ、この苦難の中でトレーニングをし、その力を育め、とおっしゃっているのかもしれません。
全く力がなければ、誰かから助けてもらえ、と言っておられるのかもしれません。
どの方法にせよ、神は必ず私たちに力を与えて下さいます。
「主を待ち望め、強く、かつ雄々しくあれ。主を待ち望め。」
(詩篇27:14)
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主はわたしの光、と宣言できる一日を送ってまいりましょう。
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