今日のみ言葉【No.3250】(2023年12月18日)「生活の処方箋(100)『質問の効用』」
そこでイエスは身を起して女に言われた、「女よ、みんなはどこにいるか。あなたを罰する者はなかったのか」。女は言った、「主よ、だれもございません」。
(ヨハネ8:10-11)
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子育て、人育てで大切なことは何でしょうか。
よく、学校教育、社員教育などと言います。
このように、人に、必要な知識などを教えることは大切なことです。
しかし、それ以上に有効な人育ての方法があります。
それは、いつも良き質問を投げかけることです。
質問をすることから、自立性、自発性、創造性が促されるからです。
教えは一瞬機能しますが、自らが考え、選択していく生き方を奪ってしまいます。
確かに、相手に教えた方が、問うて待つよりも楽で簡単です。
もちろん、緊急の場合にはそうする必要がありますが、事の本質を見抜くことが肝要です。
質問され、考えることを通して、こちらも相手も答えを持たず問いだけを共有し、考え、考え抜く生き方を身につけていきます。
同じ道を歩いてもそれぞれに生き方が異なるのはそのためです。
今週も長期的、継続的、集中的に道を求める一週間としたいものです。
(※田中信生の『生活の処方箋』より)
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イエス・キリストは質問の名手でした。
有名なヨハネ8章の姦淫の女の場面で、イエス様が、いきり立つ人々に対して、
「あなたがたの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい」
(ヨハネ8:7)
と言うと、彼らは皆自分の罪を悟り、立ち去ってしまいました。
そこでイエス様はその女に、
「あなたを罰する者はいませんよ。ほら、ここにはもう誰もいませんよ」
と教えてあげた…、とは書かれていません。
イエス様がなさったのは、
「女よ、みんなはどこにいるか。あなたを罰する者はなかったのか」
(ヨハネ8:10)
という質問です。
それは、
「主よ、だれもございません」。
(ヨハネ8:11)
と、彼女に確認させるためです。
女が人から言われたことではなく、自分で事実を確認し、
「本当に私を罰する者は誰もいないんだ」
と自分で自分に言い聞かせる。
これが一番力があります。
イエス様は質問をし、女に確認させ、それがどういうことが自分で考えるようにさせ、罰を受けないことを確信させたのです。
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しかし、一人だけ彼女を罰することができる人がいます。
罪の無いイエス様です。
しかし、イエス様は
「わたしもあなたを罰しない」
(ヨハネ8:11)
と、十字架上で彼女の罪の代価をご自分の命で払うこととを前提とし、彼女を赦しました。
本当にこの女は無条件で赦されたのです。
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神様からの質問は、あなたに祝福を与えるためです。
その問いを共有し、考えに考え、考え抜く時間を持ち、あなたなりの答えを出すための一日として参りましょう。
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