今日のみ言葉【No.3249】(2023年12月16日)「生活の処方箋(99)『うん、父さんもだ』」
この大祭司は、わたしたちの弱さを思いやることのできないようなかたではない。罪は犯されなかったが、すべてのことについて、わたしたちと同じように試錬に会われたのである。
(ヘブル4:15)
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人が不安な時、確固たる信念に支えられた言葉や態度が相手に安らぎを与えることがあります。
しかし、多くの場合、相手と同じ立場に立つことで安らぎを得るようです。
テレビドラマ『大草原の小さな家』(アメリカNBC制作。NHK放映1975年〜1982年)は人気を博しました。
その中に次の場面がありました。
ある日、母親が姉の試験に付き添って一泊するので、主人公ローラに留守を任せました。
ローラは元気よく
「大丈夫」
と胸を張り、家の掃除、ご飯の支度、父親と二人での夕食、後片づけと一生懸命こなします。
やがて夜も更け、眠る時間になりました。
さすがのローラも、
「母さん、今頃どうしているかしら。私、さびしいわ」
と父親に言います。
あなたが父親ならどのように声をかけますか。
「うん、父さんもだ」
と父親は言い、ローラの肩を抱きました。
すてきなシーンですね。
実体があるからこそ、共にいることで安心を感じる。
今週もそのような実体を培いたいものです。
(※田中信生の『生活の処方箋』より)
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イエス・キリストは私たちと同じように試練を味わわれました。
「この大祭司は、わたしたちの弱さを思いやることのできないようなかたではない。罪は犯されなかったが、すべてのことについて、わたしたちと同じように試錬に会われたのである」
(ヘブル4:15)
ローラが、頑張り通せない自分の弱さを嘆いたのと同じように、私たちもいくら神を信じているとしても、嘆きや弱音や疑問の声は出てきます。
イエス様は
「そんなことでどうする!祝福は目の前にあるのだ。ここが踏ん張りどころ。信仰の忍耐を働かせなさい!」
と叱咤激励する御方でしょうか?
イエス様という大祭司は、
「わたしたちの弱さを思いやることのできないようなかたではない」
のです。
そして、
「すべてのことについて、わたしたちと同じように試錬に会われた」
という生活体験を持った御方なのです。
ですから、イエス様はあなたを責める御方ではありません。
むしろ、ローラのお父さんのように、私たちが今いるところに共におられ、同じ気持ちを共有し、あなたを無理に動かそうとする御方ではないのです。
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あなたをムチ打って立たせ、歩かせ、働かせようとしているのは、誰あろう自分自身であることに気づかれましたか?
その自分の気持ちを手放し、キリストの愛を
「ありがとうございます」
と言って受け入れることは、自分を甘やかし、堕落させるような気がして抵抗を感じる人がおられるかもしれません。
その上昇志向はさすがです。
しかし、聖書に
「互に愛し合うことの外は、何人にも借りがあってはならない」
(ローマ13:8)
とあります。
愛されることの「借り」はいくらあってもよい、つまり、あなたは存分に愛されてよいのです。
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キリストの愛を受け入れ、共におられると約束された方を意識して今日を生きる。
そのような歩みの第一歩を踏み出す今日となりますように…。
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