今日のみ言葉【No.2210】(2020年 2月27日)「キリスト教イロハ(50)『クリスマス』」
しかしわが名を恐れるあなたがたには、義の太陽がのぼり、その翼には、いやす力を備えている。あなたがたは牛舎から出る子牛のように外に出て、とびはねる。
(マラキ4:2)
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クリスチャンになる前の大学生時代、私は街一番の繁盛店でアルバイトをしていました。
12月24日のクリスマスイブの日、板前さんが
「今日はヒマだよ」
とバイトの面々に言ってきます。
「今日はイブでお父さんが家庭サービスする日だ。みんなクリスマスケーキを持って家で過ごすからお客さんは来ないよ」
その言葉通り、閉店前の1時間にパラリと数人来たくらいで、今日は本当に楽な日だったと驚いたことを覚えています。
昭和の時代にクリスマスは意外な形で染み通っていました。
さて、本来のクリスマスはどのような意味を持っているのでしょうか。
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クリスマスは英語で"Christmas"と表記しますが、分解すると"Christ+mas"です。
これは「キリストのミサ」ということで、イエス・キリストの降誕をお祝いする日です。
キリスト教会では12月25日をキリスト誕生を祝う日としていますが、この日にイエス・キリストが生まれたかどうかはわかりません。
およそ5世紀頃に御降誕をお祝いする日、クリスマスとして定められたのです。
ではなぜ冬のこの日なのでしょうか。
それは、冬至と関係があります。
1年で最も昼が短く、夜が長い日。それが冬至です。
冬至は最も暗い日とも取れますが、見方を変えれば、この日から光が闇に打ち勝つとも考えられます。
もともとは太陽の出現を祝う異教の祝日でしたが、これは「義の太陽」であるキリストにふさわしいと新たな意味付けをされてキリスト教に取り入れられたのです。
この世に義の太陽が昇った日。
それがクリスマスであり、闇の中から光が昇ったと信じる者は、キリストの救いの希望を持ってこの世を生きることができるのです。
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今日も心に義の太陽を昇らせ、希望を見出しながら一日を送って参りましょう。
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