今日のみ言葉【No.608】(2013年 7月15日)
それにまさるものはありません。それをわたしにください
(サムエル記上21:9)
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一流のコンサルタント会社がまず手がけるのは、その企業の理念を明確にすることです。
会社に手っ取り早くもうける方法を教えるのでもなく、従業員のお客様への接し方を上手にさせることでもありません。
その会社が何のために存在しているか、何を目指しているのか、どんなことに価値を置くのか等、普段考えてみたこともないことを徹底的に根掘り葉掘り追求します。
つまり、コストを度外視してでも守り抜かねばならないこととはこの会社では何か、を明確にするのです。
理念が明確である会社、あるいは人は、ぶれることがないからです。
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21章のダビデは不安と動揺の海の中でおぼれそうな状態でした。
「それにまさるものはありません。それをわたしにください。」
という言葉がそれを象徴しています。
ダビデが頼りにしようとしたものは、かつて自分が倒した巨人ゴリアテのつるぎでした。
ダビデがゴリアテを撃ち破ることが出来たのは、彼が神の名によって立ち、武具に頼らず、神のみに信頼したからです。
しかしこのときの彼は、「剣」という「物」に頼る状態でした。
自分の命の拠り所が神から物に移ってしまったダビデは、理念を見失った企業のように、あちらにぶれ、こちらにぶれ、エネルギーも体力も消耗し、感じる必要のない不安を覚えていたのです。
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ダビデの姿は私たちの姿でもあります。
窮地に陥ると神を忘れ、物・金・人に解決を求めたくなるのが私たちではないでしょうか?
聖書はこの章であえてダビデの醜態をさらしています。
それは、このダビデがこの後、徐々に神に導かれ、神に信頼を置く素晴らしい王となっていく姿を示すためです。
信仰も人生も、右肩上がりの一直線の成長…、とはいきません。
アップダウンを重ねながら、人生の谷間を体験した者でなければ味わえない祝福を得ながら成長していくのです。
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私たちが神を忘れているときでも、神は私たちを忘れてはいません。
今日も神に導かれる一日として参りましょう。
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