今日のみ言葉【No.1085】(2015年 7月13日)

あなたの天幕の場所を広くし、あなたのすまいの幕を張りひろげ、惜しむことなく、あなたの綱を長くし、あなたの杭を強固にせよ。
(イザヤ54:2)

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今日の聖句は、建設会社のスローガンのような勇ましさを感じますが、誰にでもいつでもあてはまる言葉ではありません。

自分の望みを達成したいために、

「それ、聖書もこう言っているではないか」

と、聖書の言葉を自分の野望の裏付けとして利用してはいけないということです。

預言者は、その当時の特定の社会状況の中で生きているイスラエルの民に対して語りました。

彼らはどのような状態で、どういうふうに神様から見られていたかというと、

「捨てられて心悲しむ妻、また若い時にとついで出された妻」
(イザヤ54:6)

というものでした。

つまり、神は夫、イスラエルは妻という夫婦関係にたとえられています。

夫は妻に対して真実の愛で尽くしてきましたが、妻は夫以外のもの(偶像)に走り、霊的姦淫、霊的不倫を犯していました。

神である夫は一時的に妻を見捨てます(バビロン捕囚)。

しかし悔い改めた妻を再び迎え、今まで以上に愛し、子も生まれ、人々が増し加えられる未来が訪れるから、

「あなたの天幕の場所を広くし、あなたのすまいの幕を張りひろげ、惜しむことなく、あなたの綱を長くし、あなたの杭を強固にせよ。あなたは右に左にひろがり、あなたの子孫はもろもろの国を獲、荒れすたれた町々をも住民で満たすからだ。」
(イザヤ54:2-3)

と神は預言者イザヤを通して語っておられるのです。

神は、正しい道に戻らない人間を長く忍耐してお待ちになりますが、ある時お見捨てになります。

そこで人が神を見出し、悔い改めて神の道に方向転換すれば、神は大いに喜んでその人を迎え入れ、今まで以上に愛し、神との関係も繁栄も回復してくださいます。

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ですから、今日の聖句は、悔い改めた者に対して適用される聖句です。

それは、

「今日からまじめに頑張ります!」

と、再び我力で始めようとすることではありません。それでは今までの繰り返しです。

正しい悔い改めとは、イエス・キリストの十字架によって自分の罪がゆるされたことを信じることから始まります。

後は自分の努力で自分を変えようと、自力に任せて頑張りぬく…、のではなく、神にお任せし、自分の内に働いて下さる神の働きを妨げないように、神に協力しながら生きることです。

そのような生き方の中において、

「あなたの天幕の場所を広くし、あなたのすまいの幕を張りひろげ、惜しむことなく、あなたの綱を長くし、あなたの杭を強固にせよ。」

と語られている働きを、自分の持っている力を発揮して実現できるように努力すること。

これが神と共に生きる新しい生き方です。

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今日も心を一新し、神と共に働く一日として参りましょう。

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