今日のみ言葉【No.607】(2013年 7月13日)

主が常にあなたとわたしとの間におられます。
(サムエル記上20:23)

——————

なぜ人が恋愛に陥るかという一つの答えに

「ないものねだり」

があります。

自分に無いものを相手が持っていると、とても新鮮に見え、素晴らしいと強烈に感じるのです。

たとえば、白黒はっきりつけたい男性は、それとは正反対の寛容さを持った女性に引きつけられます。

逆にその女性側からは、自分には無い厳格さを持ったその男性に魅力を感じます。

お互い「ないものねだり」で、異なっているからこそ惹かれあうのです。

-*-*-*-*-*-*-

ところが、24時間一緒にいるようになると、今度は

「相手も自分と同じになって欲しい」

と思うようになります。

厳格な男性は女性に

「物事を曖昧にせず、きちんとやってくれ」

と要求し出します。

片や女性は

「どうしてそんなにこだわるの?信じられなーい!もっとやさしくしたら?」

と男性を責め始めます。

そして双方共、

「何でそう考えるの?」

「こういうふうにできないの?」

と、相手を自分に従わせようと必死の努力をします。

お互いに自分こそ正しいと信じ込み、そのやり方をすれば幸せになれると思っているので、なかなかやめません。

そうなると人間関係の破綻は時間の問題です。

-*-*-*-*-*-*-

ダビデとヨナタンの美しい友情関係が保たれたのは、

「主が常にあなたとわたしとの間におられます。」

という今日の聖句でわかるとおり、二人の間に神を置いたからです。

この関係では、

(1)正しいのは自分ではなくて神

(2)相手は神が創造されたすばらしい人

(3)相手に要求せず、神に祈り求める

ことが基本であり特徴です。

主なる神を間に置く人間関係は、長く保たれ、発展していくのです。

-*-*-*-*-*-*-

「主が常に○○さんとわたしとの間におられます。」と宣言する一日として参りましょう。