今日のみ言葉【No.3696】(2025年 7月31日)「第七の災害(1)」
パロの家来のうち、主の言葉をおそれる者は、そのしもべと家畜を家にのがれさせたが、主の言葉を意にとめないものは、そのしもべと家畜を野に残しておいた。
(出エジプト記9:20-21)
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私が献身者として受けた訓練の中で、最も有益だったと感じているのは、「はい」と従う訓練です。
それは、自分の考えや意思とは関係なく、言われたことに忠実に従うという訓練です。
もちろん、そうすれば何でも自分にとって良い結果になる……というわけではありません。
時には、従ったがゆえに損をしたり、かえって無駄な苦労をすることもあります。
「これだったら、自分の思った通りにやった方が良かったなあ」
と思うこともありました。
つまり、
「従えば必ず自分にとって都合の良い結果になる」
というわけではないのです。
しかし、それでも一つ確かに言えることがあります。
それは、自分が従うことを重ねるうちに、他の人と接する際、
「この人も、従う人だ」
と、直感的に嗅ぎ分けられるようになる、ということです。
つまり、自分が「はい」と従って歩んでいると、同じように従っている人を見分けられるようになるのです。
自分が神の言葉に「はい」と従っているのですから、同じ「従う人」なら、「信頼できる」と判断できます。
こうして、安心して任せられる確かな人間関係のネットワークが築かれていきます。
これは、目には見えない財産です。
出エジプト記では、神の言葉に従うか否かが、まさに命を左右する問題となっていました。
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7番目の災害は、雹(ひょう)が降る災いです。
「ゆえに、あすの今ごろ、わたしは恐ろしく大きな雹を降らせるであろう。それはエジプトの国が始まった日から今まで、かつてなかったほどのものである」
(出エジプト記9:18)
雹による被害を甘く見てはいけません。
雹とは空から氷の粒が降ってくる現象です。
霰(あられ)のような細かい粒とは違い、小石クラスの大きさのものから、ゴルフボールや野球のボールくらいの大きなものまであります。
空から固い氷の塊が、短時間の内に、大量に、勢いよく落ちてくるわけですから、
「雹はエジプト全国にわたって、すべて畑にいる人と獣を打った。雹はまた畑のすべての青物を打ち、野のもろもろの木を折り砕いた」
(出エジプト記9:25)
という甚大な被害をエジプトにもたらしました。
現代なら、農作物はもちろん、車のボディをへこませたり、窓ガラスを割ったりすることになるでしょう。
まして人間に当たってしまえば、大きな怪我となる場合もあります。
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これに対して、パロの家来では対応が二つに分かれました。
一つは、「主の言葉をおそれる者」がいたということです。
この人たちは、パロの家来ではありましたが、今までの災害から学び、モーセが信じる神の力を学習していました。
ですから、
「パロの家来のうち、主の言葉をおそれる者は、そのしもべと家畜を家にのがれさせた」
(出エジプト記9:20)
とあります。
彼らは主の言葉を信じ、それに従った結果、救われたのです。
しかし、もう一方は、「主の言葉を意にとめないもの」でした。
この人たちは、主人のパロ同様に、神の力を侮っていました。
「主の言葉を意にとめないものは、そのしもべと家畜を野に残しておいた」
(出エジプト記9:21)
彼らは持っていたものを失うという結果となります。
「まちがってはいけない、神は侮られるようなかたではない。人は自分のまいたものを、刈り取ることになる」
(ガラテヤ6:7)
とある通りです。
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イエス・キリストが地上に来られたのは、人間を救うためです。
それは、神からの救いの手であると同時に、警告でもあったのです。
同じ神が、出エジプト記でパロと人々とに警告を与えていることを私たちは学んでいます。
その神に従うか否かは、今も昔も変わらず、私たち人間の自由意志に任されています。
神の言葉に「はい」と従い、正しい選択をすることができますように…。
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