今日のみ言葉【No.584】(2013年 6月10日)
ナオミは彼らに言った、「わたしをナオミ(楽しみ)と呼ばずに、マラ(苦しみ)と呼んでください。なぜなら全能者がわたしをひどく苦しめられたからです。
(ルツ記1:20)
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スーパーモデルとして有名なナオミ・キャンベル、女優のナオミ・ワッツなど、外国人でナオミという名前はよくあります。
これは旧約聖書、ルツ記の登場人物ナオミからとったものです。
ちなみに、女性名では、メアリーはマリア、レイチェルはラケル、レベッカはリベカから。
男性名では、ジョンはヨハネ、ルークはルカ、マークはマルコ、ピーターはペテロ、ポールはパウロ等々、聖書由来の名前は結構多いのです。
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ナオミという名前の意味は喜びです。
しかし彼女は、夫に先立たれ、苦労して育てた二人の息子も死に、その二人の嫁と別れて故郷イスラエルに戻ろうとしていました。
彼女は外国であるモアブの地に来ていたのです。
その時はどんなに夢に燃えていたでしょうか。
しかし何十年か後の今、全てを失い、
「わたしをナオミ(楽しみ)と呼ばずに、マラ(苦しみ)と呼んでください。」
と言うほどの悲しみと苦しみの中にいました。
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特に、
「全能者がわたしに災をくだされた」
(ルツ記1:21)
としか思えない時は、神が敵と見えるのですから全く絶望的になります。
しかしナオミの人生はここで終わりません。
最終的にはマラ(苦しみ)ではなく、ナオミ(楽しみ)の人生を迎えるのです。
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自分の都合で人生を見ると、「ナオミ(楽しみ)」の人生はしばしば見えなくなります。
神の大きな愛とご計画の中で生かされている、というフィルターを通してみる時に、「ナオミ(楽しみ)」の人生が浮き彫りにされるのです。
あなたの今の状態は「マラ(苦しみ)」なのかもしれません。
そこからすぐに神の愛に目を転じよ、と言われても、できることではないでしょう。
しばらく苦しみの中を漂うしかありません。
しかしやがて神がホッと息をつかせてくれる時を与えて下さり、
「自分も神の愛の中にいるのかもしれない」
と思える時が必ずやってきます。
そこから本当に1日1歩ずつ、2歩以上進めない日々を繰り返し、「ナオミ(楽しみ)」の人生を送っている自分を発見するのです。
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神の愛に囲まれていることを自覚するまでには時間がかかります。
一日々々の歩みを大事にし、一つの喜びを大切にしていきましょう。
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