今日のみ言葉【No.585】(2013年 6月11日)
ルツは行って、刈る人たちのあとに従い、畑で落ち穂を拾ったが、彼女ははからずもエリメレクの一族であるボアズの畑の部分にきた。
(ルツ記2:3)
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ミレーの『落ち穂拾い』という作品は旧約聖書ルツ記が由来です。
添付した画像をご覧になれば、「ああ、あれか」とうなずかれるでしょう。大変有名な作品です。
ルツはこのように落ち穂拾いに行ったのです。
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なぜでしょうか?
レビ記23:22に
「畑のすみずみまで刈りつくしてはならない。またあなたの穀物の落ち穂を拾ってはならない。」
とあります。それは、
「貧しい者と寄留者のために、それを残しておかなければならない。」
という理由からです。
身寄りのない貧しい女性が生活の糧を得るために、落ち穂拾いという道を神が用意し、律法として下さっていたのです。
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ただし落ち穂を拾って得られる糧はほんの僅かなもので、一日々々の暮らしを支えるだけです。
手っ取り早く収入を得るには、男性を相手の夜の商売という方法もあったのです。
しかしルツは律法に定められた正当な道を選択しました。
そうした時に、
「彼女ははからずもエリメレクの一族であるボアズの畑の部分にきた」
のです。
実はボアズなる人物はナオミの親戚で、寡婦となったナオミを世話する義務を持つ一人でした。
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神に従う者には、この
「はからずも」
の世界があるのです。
全く何も知らず、野心も計画も何もないのに、神は最善の人へと導いて下さるのです。
これこそ信仰の醍醐味です。
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今日も神の道を選択し、最善の出会いを味わって参りましょう。
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