今日のみ言葉【No.583】(2013年 6月 8日)
そのころ、イスラエルには王がなかったので、おのおの自分の目に正しいと見るところをおこなった。
(士師記21:25)
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家族が鬱病になったというご相談で、私が真っ先にすすめる本は、本ではなくてマンガです。
『ツレがうつになりまして』,細川貂々(ほそかわ てんてん)著、幻冬舎。
既に3シリーズまで出て、文庫本もあるベストセラー。
NHKテレビでは藤原紀香で、映画では宮崎あおい主演でDVDにもなっています。
一言で言って、わかりやすい。難しそうな鬱の本を読む前に、うつ病の全体像や対処法、失敗例がすっと頭に入ります。
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妻である作者の細川さんは、うつ病とは、
「精神的に弱い人がなる」
「神経症のようなもの」
というイメージを抱いていました。
ですから、元気のない夫の前で、踊ってみたり、昼寝をすすめてみたり…。
うつの人には
「頑張ってね!」
という励ましや、
「気分転換のための旅行」
は禁物なのですが、どうしても、
「良かれ」
と思うことをやるのが人間です。
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士師記の最終章の
「おのおの自分の目に正しいと見るところをおこなった。」
という言葉は、その人間の現実を表しています。
「良かれ」と思って「的外れ」のことをし、症状を悪化させているのが人間です。
これを聖書では「罪」と言っています。
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この状態を解決するには、まず
「自分も良かれと思って的外れなことをしているなあ」
と認めることです。
聖書流の言い方をすると、
「私も罪人(つみびと)です」
と告白するということです。
次に、その罪を自己流では解決できないことを認めることです。
泥のついた左手を洗うのに、泥のついた右手ではどんなにしてもきれいにすることはできないのと同じ道理です。
そして最後に、キリストの十字架の身代わりで自分の罪が解決されたことを信じることです。
キリストを信じた瞬間に神の子とされ、聖霊が働きます。
「御霊もまた同じように、弱いわたしたちを助けて下さる。」
(ローマ8:26)
それからは、
「神は、神を愛する者たち、すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益となるようにして下さることを、わたしたちは知っている。」
(ローマ8:28)
の御言葉を支えとし、神と共に最善の道を歩ませていただけるのです。
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「自己流」から「神流」へと乗り換え、万事が益となる道を歩む一日として参りましょう。
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