今日のみ言葉【No.509】(2013年 2月22日)
わたしはあなたがたの神となるため、あなたがたをエジプトの国から導き上った主である。わたしは聖なる者であるから、あなたがたは聖なる者とならなければならない
(レビ記11:45)
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今日の聖句では、なぜイスラエルがエジプトを脱出する時に多くのトラブルを経験したのか、その理由が書いてあります。
それは、
「あなたがたの神となるため」
でした。
試練には神の何らかの目的があるのです。
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試練のただ中では、誰もが
「神様、今すぐ助けて下さい!」
と叫びます。
ところが、今すぐの助けはたまにはありますが、そうめったやたらにあるものではありません。
すると、
「神様なんか当てにならない。」
「祈るだけ時間の無駄。」
「とにかくやらねば!」
と自力でやらざるを得ないと考える人が出てきます。
実はこれは良いことなのです。
祈ることが現実から逃げる隠れ蓑にならず、無理矢理にでも現実の問題に立ち向かわざるを得なくなるからです。
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そのようにして現実にもまれ、試練が去った後に、
「神様はあそこでもここでも助けて下さった…」
と、試練の最中、自分しかいないと思っていたその時に、神の不思議な助けがあったことを知るのです。
神への信頼はこうやって徐々にできあがっていきます。
そうすると、試練がやってくる前、ある程度それを予想して祈ることができるようになってきます。
現実に直面できるようになるのです。
祈りの備えと現実の備えの両方をすることができるようになります。
「今すぐ助けて下さい」の祈りを多用する人は、やがて別の意味での祈りの人となっていきます。
これこそ、
「あなたがたの神となるため」
という神の目的が達成された時なのです。
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離婚を経験されたお母さんが神を信じ、洗礼を受け、クリスチャンとなられました。
心配なのは我が息子のことです。
親がこうだから結婚生活に幻滅を感じ、結婚しないのではないか…、と。
お母さんは息子が高校生の頃から祈り始めました。
「神様、どうかこの子にふさわしい素敵なお嫁さんが与えられますように。」
毎日々々祈りました。
しかし、現実はどうかというと、案の定、
「結婚して母さんみたいなことになって、子供の僕がどんな思いをしたか分かる?僕は絶対結婚なんかしないよ!」
という毎日です。
お母さんは
「あなたの結婚のために祈っている」
とは一言も彼にも周囲の人にも言いませんでした。
しかし、めげずに、ただただ彼を励まし続ける毎日を続けました。
祈り始めて十数年後、不思議な導きでその祈りはかなえられ、結婚式の後、お母さんがその秘密の祈りを明かして下さいました。
神はこのように祈りと現実の中で、私たちの神となって下さるのです。
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祈りの備えと現実の備えをなし、神のみ業を拝させていただきましょう。
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