今日のみ言葉【No.2986】(2023年 1月13日)「変貌山の麓にて(4)」

「あなたがたはこの言葉を耳におさめて置きなさい。人の子は人々の手に渡されようとしている」
(ルカ9:44)

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コインがコップを貫通したり、ビリビリに破いた1万円札が元に戻るマジックを見ると、私たちは驚きます。

自分の常識に当てはめて、そんなことはあり得ないと思っていることが起きているからです。

ところが、そのマジックの仕掛けを知っている人は、驚くことはありません。

必ずそうなると信じて疑わないからです。

イエス様は人々の不信の中でご自分の受難予告をされたのが今日の箇所です。

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悪霊の追い出しの奇跡を見た人々は、

「人々はみな、神の偉大な力に非常に驚いた。みんなの者がイエスのしておられた数々の事を不思議に思っている」
(ルカ9:43)

と描写されています。

驚き、不思議に思っているということは、イエス様の力を信じていないということです。

自分の常識の尺度というものがあり、それに合っていれば驚かず、合わないものであれば驚くという反応が出るからです。

その人々の不信のただ中で、イエス様は弟子たちに再度の受難予告をなさいます。

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「あなたがたはこの言葉を耳におさめて置きなさい。人の子は人々の手に渡されようとしている」
(ルカ9:44)

「耳におさめて置きなさい」というのは、ただ単に「よく聞きなさい」という程度のことではありません。

この言葉は、「ヨシュアの耳に入れなさい」という出エジプト記17:14の引用です。

「主はモーセに言われた、『これを書物にしるして記念とし、それをヨシュアの耳に入れなさい。わたしは天が下からアマレクの記憶を完全に消し去るであろう』」
(出エジプト記17:14)

イスラエルの民がアマレクとの戦いに勝利したことを記憶にとどめているのと同じ強さで受難のことを覚えておきなさいということです。

それに対する弟子たちの反応は々だったでしょう?

「しかし、彼らはなんのことかわからなかった。それが彼らに隠されていて、悟ることができなかったのである。また彼らはそのことについて尋ねるのを恐れていた。」
(ルカ9:45)

心が閉ざされていれば、音声としては耳に入っていても、その意味するところは心に残りません。

このような中でも、イエス様はやるべき事を淡々と進めておられます。

イエス様が弟子たちに真理を教え、正しい方向に導こうとする姿は最後まで変わらないのです。

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イエス・キリストは今も天で大祭司として私たちのためにとりなしの祈りをしておられます。

私たちの理解がどんなに浅くても、キリストは忍耐強く導いていて下さり、信仰を確かなものにしようとしておられるのです。

弟子たちに向けられたイエス様のまなざしは、私たちにも同じように向けられていることを信じ、神の導きを受け取る今日として参りましょう。

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