今日のみ言葉【No.3308】(2024年 3月12日)「主人が婚宴から帰ってくる話(2)」

主人が帰ってきたとき、目を覚しているのを見られる僕たちは、さいわいである。よく言っておく。主人が帯をしめて僕たちを食卓につかせ、進み寄って給仕をしてくれるであろう。
(ルカ12:37)

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お正月に歌う歌と言えば、

「もういくつ寝ると お正月」

で始まる『お正月』(作詞:東くめ、作曲:滝廉太郎)ではありません。

これは12月に歌う歌だからです。

お正月の元旦に歌う歌は、

「年の始めの 例(ためし)とて」

で始まる『一月一日』(作詞:千家尊福、作曲:上真行)です。

この歌詞の

「終(おわり)なき世の めでたさを」

と、この世は永遠に続くような印象を持ちますが、本当にこの歌詞を歌えるのはクリスチャンです。

この世界は一度終わりますが、新天新地で永遠に祝福の世界を生きるのだと聖書に記されているからです。

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主人が帰ってきた時、

「すぐあけてあげようと待っている人」
(ルカ12:36)

のようになりなさいとイエス様は弟子たちに命じられました。

それは、イエス・キリストがいつもう一度世に帰ってこられるかわからないので、そのための準備を普段の生活で心がけなさいということです。

イソップ童話の「アリとキリギリス」のお話を思い浮かべてみましょう。

冬に備えて夏せっせと働くアリと、冬のことを考えないで過ごしていたキリギリス。

結末は必ずしもハッピーエンドとはなりません。

しかし、アリが冬を生き延び、春を迎えたことは明らかです。

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備えをしていたクリスチャンには、春どころか、想像もつかない祝福があることを今日の聖句は明らかにしています。

それは、

「主人が帯をしめて僕たちを食卓につかせ、進み寄って給仕をしてくれるであろう」
(ルカ12:37)

という祝福です。

本来、これは逆なのです。

帰ってきた主人の方が、しもべたちから、

「お帰りなさいませ。お疲れでしょう。お食事の用意ができております」

と言われて、給仕を受けるのです。

ところが、

「主人が帰ってきたとき、目を覚しているのを見られる僕たち」
(ルカ12:37)

には、反対に主人の方が給仕をしてくれるというのです。

これは、再臨の時に神が人間に仕えて下さるという驚天動地の祝福です。

それが具体的にどのようなものかは想像もつきませんが、そうして下さるほど神は人間を愛し、また、信じて待ち、必ず来られるのだからと準備していた人に報いを与えたいと切望する神なのだということです。

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備えをしている者には、神は必ず良き報いを与えて下さいます。

そのことを仰ぎ見て、今日の現実に対処する力をいただいて参りましょう。

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