今日のみ言葉【No.2855】(2022年 7月15日)「長血の女の癒やしとヤイロの娘のよみがえり(1)」

それからイエスは十二弟子を呼び集めて、彼らにすべての悪霊を制し、病気をいやす力と権威とをお授けになった。
(ルカ9:1)

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入社したばかりの営業部員に「今から契約を取ってこい!」と命ずる会社はありません。

新入社員には必ず研修期間が用意され、訓練が施されてから本格的な仕事に携わることになっています。

キリストの弟子たちも同じです。

ルカ9章の派遣のために、8章では弟子訓練が施されているのです。

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ルカ8章にはまだ残りの部分がありますが、今日はあえて9章の1節を聖句として取り上げています。

「それからイエスは十二弟子を呼び集めて、彼らにすべての悪霊を制し、病気をいやす力と権威とをお授けになった」
(ルカ9:1)

するとその後、

「弟子たちは出て行って、村々を巡り歩き、いたる所で福音を宣べ伝え、また病気をいやした」
(ルカ9:6)

となったとあります。

これだけを読むと、イエス様から力と権威とが授けられたので、すぐ神の働きができたように思えますが、実は8章の種まきのたとえ以降、イエス様が弟子たちに実地で訓練を施されたので、このようにスムーズにできたのです。

イエス様は9章で弟子たちを派遣する計画を持っておられました。

ですから、ルカ8章はその準備のために設けられた研修期間としてあったのです。

イエス様は極めて用意周到な御方なのです。

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イエス様は弟子たちに「神の力と権威はこのように用いるのだ」と教えるために、ルカ8章で次の4つの奇跡を行われました。

(1)ガリラヤ湖の嵐を静める奇跡 → 自然界を支配する力

(2)ゲラサ人から悪霊を追い出す奇跡 → 悪霊を制する権威

(3)長血の女の癒やしの奇跡 → 不治の病を癒す力

(4)ヤイロの娘のよみがえりの奇跡 → 死者を蘇生させる力

つまり、悪霊を追い出すにはこうやる、病気を癒すやり方はこう、信仰の力とはこのようなものだ、という具合に、実際にお見せになられたのです。

これらの奇跡を弟子たちに体験させることにより、イエス様はご自分がどのような御方であるかを理解させ、信仰を強めるための弟子訓練を行われました。

次回からの長血の女の癒やしとヤイロの娘のよみがえりの箇所は、もちろんイエス様の愛とあわれみによる御業ですが、弟子たちへの訓練でもあることを覚えておきましょう。

このような流れ(文脈)の中で奇跡を起こされたのだということがわかると、この箇所がただの奇跡の話には終わらず、神の御計画の深みに触れることができ、正しい理解に到達します。

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用意周到。

この御方に万全の信頼を置き、たとえあなたが今、五里霧中の中にあっても、必ずこの事態には神の目的があり、栄光の出口があるのだと信じて、一歩々々の歩みを続けて参りましょう。

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