今日のみ言葉【No.2960】(2022年11月29日)「イエスの変貌(1)」
これらのことを話された後、八日ほどたってから、イエスはペテロ、ヨハネ、ヤコブを連れて、祈るために山に登られた。
(ルカ9:28)
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テレビの長寿番組と言えば水戸黄門です。
「越後のちりめん問屋の隠居、光右衛門」
と名乗る老人と旅の一行が、悪人によって起こされた事件に遭遇します。
このまま悪が勝つのかと思いきや、番組の最後で助さん格さんが葵の紋所(徳川家の家紋)が入った印籠を出し、
「恐れ多くも先の副将軍水戸光圀公にあらせられるぞ」
というセリフと共に、隠居の老人が副将軍という本来の姿を表します。
その権威で悪人がひれ伏さざるをえないシーンはなんとも爽快で、現在でも再放送が繰り返されるほどの人気の秘密はそこなのでしょう。
イエス様がその本来の姿を表されたのが今回の聖書箇所です。
信仰告白をしたペテロや他の弟子たちの信仰を強め、実際に受難を通った時に信仰が保たれるよう、イエス様は本来天で持っておられた栄光の姿をお見せになられたのです。
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今日の聖書箇所は受難予告の直後です。
「祈るために山に登られた」
(ルカ9:28)
となると、ユダヤ人の心の中に浮かぶのはモーセが十戒をシナイ山で受け取った話です。
「こうしてモーセは山に登ったが、雲は山をおおっていた。主の栄光がシナイ山の上にとどまり、雲は六日のあいだ、山をおおっていたが、七日目に主は雲の中からモーセを呼ばれた」
(出エジプト24:15-16)
ルカは、
「これらのことを話された後、八日ほどたってから」
(ルカ9:28)
と、6日間の前後の日を入れて8日としています。
この時イエス様が連れて行ったのは、
「イエスはペテロ、ヨハネ、ヤコブを連れて」
(ルカ9:28)
とありますから、12弟子全員で登山をしたのではありません。
弟子の中の中心人物であるこの3人だけを引き連れて、イエス様は山に登られたのです。
ペテロ、ヨハネ、ヤコブは、何か重大なことを告げられるのだろうという予感がしていたことでしょう。
それが何かはわかりませんが、彼らは忠実にイエス様に従って行ったのです。
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イエス様の本来の姿に目を留める信仰生活をしてまいりましょう。
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