今日のみ言葉【No.2466】(2021年 2月 8日)「キリスト教イロハ(130)『罪』」

「あなたは園のどの木からでも心のままに取って食べてよろしい。しかし善悪を知る木からは取って食べてはならない。それを取って食べると、きっと死ぬであろう」
(創世記2:16-17)

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教会で聖書のお話を聞くと、必ず「罪(つみ)」という言葉が出てきます。

「人類は皆罪人(つみびと)」

と言われても、

「警察につかまるような悪いことはしてないけどなー」

と心に抵抗を覚えたりします。

一般的に罪と言われるものと、聖書が言う罪とは概念に違いがあります。

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罪とは神の命令に対する意図的反逆です。

ずいぶん大げさな感じがしますが、聖書は創世記のエデンの園での話でこれをやさしく説明しています。

神は、

「あなたは園のどの木からでも心のままに取って食べてよろしい。しかし善悪を知る木からは取って食べてはならない。それを取って食べると、きっと死ぬであろう」
(創世記2:16-17)

とアダムに命じられました。

神は人間に

「園のどの木からでも心のままに取って食べてよろしい」

と、自由を与えられました。

しかし、それは無制限の自由ではありません。

「善悪を知る木からは取って食べてはならない」

と、1つだけ制限を加えられたのです。

これは人間が自分の自由意志で神に従うか従わないかの試験でした。

アダムとエバの答案は

「神の命令には従わないで、自分たちの考えで進める」

というものでした。

これが、神の命令に対する意図的反逆ということです。

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この人類最初の罪を「原罪(げんざい)」と言います。

聖書の考え方では、原罪は遺伝的に伝えられると記されています。

「見よ、わたしは不義のなかに生れました。わたしの母は罪のうちにわたしをみごもりました」
(詩篇51:5)

つまり、私たちは生まれながらにして罪の性質を持っているというのです。

そして、アダムとエバが神に与えられた自由意志を誤用して神の意志に背いたように、現在の私たちも自分の自由意志で神に背く選択をしています。

それは、自分の思いを何よりも優先させ、通そうとする時に明らかに認められます。

私たちは自分自身を神の意志に服従させようとはしません。

ここに現代に生きる私たちの原罪が見られます。

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罪だけを見ると、そこに救いは無いのかと心配になります。

次回は、その罪はどうやって処理されるのかを見ていきます。

キリストの十字架による罪の贖いに希望を持って参りましょう。

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