今日のみ言葉【No.2729】(2022年 1月25日)「死に対する権威(6)」
人々はみな恐れをいだき、「大預言者がわたしたちの間に現れた」、また、「神はその民を顧みてくださった」と言って、神をほめたたえた。
(ルカ7:16)
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1月11日から2週間に渡って「死に対する権威」シリーズを講解してきましたが、今日で完了です。
第1回目に、ナインという無名の町が「伏線」となり、最後に顔を出すと書いていたことを読者の皆様は覚えておられるでしょうか?
今日、いよいよ、ルカがこの奇跡を取り上げた意図と、神の大きなご計画が現されます。
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死んだ息子が生き返った奇跡を見て、人々はそのみわざに恐れを抱き、同時に、そうして下さった神をほめたたえてこう言いました。
「大預言者がわたしたちの間に現れた」
(ルカ7:16)
ナインの町は旧約時代に預言者エリヤとエリシャが活躍した場所です。
彼らは死者をよみがえらせる奇跡を行った人たちです。
エリヤは、やもめ女の息子をよみがえらせました(列王紀上17:17-24)。
エリシャは、シュネムの女の息子を生き返らせました(列王紀下4:8-37)。
このような下地があるので、人々はイエス様を預言者エリヤとエリシャの再来だと考えたのです。
なぜナインなのか、なぜ癒やしの奇跡でなく、よみがえりの奇跡なのかという疑問はこれで解けます。
そしてこの奇跡によって、
「神はその民を顧みてくださった」
(ルカ7:16)
とあるように、人々が一番親しみがあってよくわかる方法で、ナザレのイエスという人物こそ旧約聖書で預言されていたメシアなのだと、その到来を確信できるようになったのです。
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さて、この当時、癒やしや死者のよみがえりの奇跡を見たり、その証言を聞いた人々の全てがそれによって
「イエスは救い主キリストである」
と信じたのではありません。
信じる者は信じ、信じない者は信じなかったのです。
それは現代でも同じです。
しかし、人間を愛する神は、私たちが一番良くわかる方法で御自身の存在を表して下さいます。
人はそれぞれ、自分の論理回路に合ったやり方で神を受け入れ、信じる決心をしますから、人生のどこかで、神と出会っているのではないかと意識する時が訪れるのです。
テレビにたとえるなら、霊的チャンネルの放送を霊的アンテナがキャッチしているということです。
アンテナを張るとは、御言葉を聞いていることです。
すると、電波をキャッチしてテレビが鮮明な画像が映し出すように、神の御手のわざが見えるようになるのです。
ここに、先に信じた者が御言葉を宣べ伝える意味があります。
「御言を宣べ伝えなさい。時が良くても悪くても、それを励み、あくまでも寛容な心でよく教えて、責め、戒め、勧めなさい」
(第2テモテ4:2)
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神はあなたが最もよくわかる方法で御自身を表して下さいます。
御言葉を聞き、霊的センスを磨いて、神のささやきをキャッチする今日として参りましょう。
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