今日のみ言葉【No.2827】(2022年 6月 3日)「嵐を静めるイエス(3)」

イエスは起き上がって、風と荒浪とをおしかりになると、止んでなぎになった。
(ルカ8:24)

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「私たちのカウンセリングスクールでは、電話でのカウンセリングの他に、対面でのカウンセリングもありますよ」

と伝えたら、

「え、わざわざ私の所まで来てくれるんですか?」

と言う人がおられました。

人は自分の都合の良いように解釈するものです。

今日の聖書箇所もそうしやすいところで、聖書が伝えようとするメッセージではなく、

「イエス様にお願いすると、私のどんな問題もすぐさま解決され、平穏になる」

と自分のためにイエス・キリストがいると思いがちになるところです。

しかし、それではアラジンと魔法のランプの物語に出てくる魔法使いと同じです。

まずは客観的に読んでいきましょう。

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今日の聖句はただの自然現象の変化ではなく、イエス様が言葉によって自然界を治めたことを表しています。

イエス様の言葉ひとつで

「風と荒浪とをおしかりになると、止んでなぎになった」
(ルカ8:24)

ということは、イエス様が大自然の上に立つ力と権威を持った方であることを示しています。

言葉によって自然界を支配するということで、あなたは何かひらめきませんか?

そうです。創世記1章の天地創造です。

神は天地創造時に言葉によって万物を造られました。

「神は『光あれ』と言われた。すると光があった」
(創世記1:3)

神が言葉によって無から有を生じさせ、万物を動かされるということは、同じく言葉によって嵐を静められたイエス様は神と同等ということになります。

確かに御子イエスは、三位一体の神として天地創造に参与しています。

「万物は、天にあるものも地にあるものも、見えるものも見えないものも、位も主権も、支配も権威も、みな御子にあって造られたからである」
(コロサイ1:16)

創造主である父なる神、その神の霊である聖霊と共に、言葉で天地を創造した御方が御子イエス・キリストなのです。

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奇跡が「しるし」であり、何ものかを指し示すためにあるとはこういうことです。

弟子たちは、嵐を静めたイエス様を見て、

「あなたは海の荒れるのを治め、その波の起るとき、これを静められます」
(詩篇89:9)

というメシア預言を思い起こしたことでしょう。

イエス様は旧約聖書で預言された救い主メシアであるというメッセージを汲み取ることが、聖書を読む時の正しい導かれ方です。

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従って、天地創造の力を持った救い主であるイエス様は、あなたを救うことができます。

ただし、あなたがイエス様に命じて人生の嵐を静めさせるのではありません。

イエス様は自然界の嵐を静めることができるのと同様に、私の人生の嵐も静める力のある御方だと信じてお願いするのです。

これが信仰を持って祈るということです。

ここで肝に銘じておかなければならないことは、主権はイエス様にありますから、どのようになさるかはイエス様のお心次第だということです。

先に言ったように、イエス様は魔法のランプから出てくる召使いではないのです。

あなたの祈りのほとんどは願ったとおりには叶えられないでしょう。

救い主はあなたが願った以上の祝福をもって叶えようとなさるからです。

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救いを信じ、イエス様にゆだねて最善になる人生を今日も生きて参りましょう。

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