今日のみ言葉【No.1088】(2015年 7月16日)

わたしは高く、聖なる所に住み、また心砕けて、へりくだる者と共に住み、へりくだる者の霊をいかし、砕けたる者の心をいかす。
(イザヤ57:15)

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総務省の調査によると、壊さずにそのままにされている空き家が全国で何と820万戸もあります。
(http://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2013/10_1.htm)

今までは、

「更地にすると固定資産税が6倍に増えるから、空き家のままにしておこう」

という経済的考え方が有利でしたので、空き家はどんどん増えるばかりでした。

ところが、倒壊の危険があったり、得体の知れない人々のたまり場になった家も出てきてしまい、対策が必要となってきました。

そこで、「空き家対策特別措置法」なる法律が5月26日から全面施行されました。

今後は、危険と見なされる空き家は自治体が撤去・修繕の命令を出せるので、実家を空き家にしている人は何か策を考えなければなりません。

案外これからは、

「古いながらも格安の家賃で入れる一戸建て住宅」

が流行の最先端となるかも知れません。

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イザヤ書第57章には、神が人と共に住もうとされる御心が明かされています。

その当時の社会状況は、民の指導者をはじめ、多くの人が神の無視し、異教の神々に心を寄せ、見るに耐えない行為が横行していた時代でした。

その中で神は預言者イザヤを通して叫ばれます。

「土を盛り、土を盛って道を備えよ、わが民の道から、つまずく物を取り去れ」
(イザヤ57:14)

神と自分との間の障害物は皆取り去れ、ということです。

そして続けてこう言われるのです。

「わたしは高く、聖なる所に住み、また心砕けて、へりくだる者と共に住み、へりくだる者の霊をいかし、砕けたる者の心をいかす。」
(イザヤ57:15)

最も高い所におられる神様が、おのれを最も低くする者と一緒に住まわれるというのは不思議なパラドックスです。

しかしどうやら、人間の側では、

「心砕けて、へりくだる」

ということが、神と共に住む条件のようです。

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ではどうやったら「心砕けて、へりくだる者」となれるのでしょうか?

ここで大事なことは、自分で自分の心を砕けると思ってはならないことです。

自省し反省を繰り返せば、自分で自分をへりくだらせることができる…、というわけではないのです。

私たちは、他者によって打ち砕かれ、低くされ、へりくだった存在とさせていただけるのです。

それは人の言葉かも知れません。困難な状況かも知れません。

心が折れ、私たちの魂は粉々に砕け散ったかのように感じられ、力が失せてしまう時があることでしょう。

しかしそれらすべてを用いて、神が御自身の手で私たちの魂を打ち砕き、謙遜な者となして下さるのです。

神の約束はこうです。

「へりくだる者の霊をいかし、砕けたる者の心をいかす」
(イザヤ57:15)

大丈夫。砕かれたあなただからこそ生きていくことができます。

そして、神が与えて下さる新しい命で生きていくのです。

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心砕かれることは神の御心です。

神の命を受け、今日の一歩を踏み出して参りましょう。

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