今日のみ言葉【No.2703】(2021年12月14日)「信仰のお手本(1)」

ある百卒長の頼みにしていた僕が、病気になって死にかかっていた。
(ルカ7:2)

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ある日の聖書研究会でのことです。

百人隊長のしもべの癒やしの箇所を担当した発表者は、普段持ち時間を全部使って説明する方なのですが、その日は珍しく時間を余して終了しました。

その人曰く、

「この百卒長の信仰には文句のつけようがありません。素晴らしいです」

これからしばらく、ルカ7章1節〜10節の箇所を通して信仰のお手本を学んでいきます。

ただし、この箇所はスーッと通り過ぎれば、

「イエス様が百卒長のしもべを癒やした奇跡だなあ」

で終わります。

ここには当時の人にとって当たり前過ぎて書かれていない背景がありますので、それを掘り起こしながら読み解いていきましょう。

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まず、百卒長です。

彼は、かの強大なローマ帝国の軍人で、しかもその配下に100名の兵士を抱えるリーダーです。

当然、能力的にも、人格的にも優れていなければその地位にいることはできませんから、彼が優秀な人であったことは間違いありません。

さて、軍隊の一番の特徴は、上官の命令は絶対だということです。

「右向け、右!」と言われれば右を向き、「左向け、左!」なら、どんなことがあっても左です。

上官から「突撃!」と命令されたら、戦死する可能性があっても、その言葉通り突撃しなければなりません。

「死ぬのは嫌です。私は逃げます」と逃げる兵隊がいては戦うことはできないからです。

彼は言葉通りに人を動かし、また自分自身も言葉通りに動かされる人だったのです。

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もう一人は、僕(しもべ)です。

しもべと言っても、それは奴隷のことです。

ただし、かつてのアメリカの黒人奴隷のような虐げられた人たちというイメージを持つことは一旦やめましょう。

肉体労働をする奴隷もいましたが、主人の子供たちに学問を教える知的奴隷のような例もあったのです。

「百卒長の頼みにしていた僕」とありますから、信頼され、待遇も厚くされ、家族同様に暮らしていた人だったのでしょう。

このような背景を持つ百卒長が、イエス様を頼りにしてやって来たのです。

これがどんなに驚くべきことかは、次回以降に譲ります。

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聖書時代の背景をできるだけ詳しく知ることは、あなたの聖書理解を正しく進めます。

霊的にも知的にも自分自身を深めて参りましょう。

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