今日のみ言葉【No.772】(2014年 2月26日)

彼は多くの者にまさって忠信な、神を恐れる者であったからである。
(ネヘミヤ記7:2)

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ロシアで行われていたソチオリンピックが閉幕しました。

大会前はテロの可能性が指摘され、厳重な警備体制が敷かれました。

大量の警備隊員、各地での検問、数多くの監視カメラ…。

危険が見える時は、水も漏らさぬ態勢で臨まなければならないのは、今も昔も変わりません。

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ネヘミヤ記第7章では、エルサレムの周りの城壁が完成しました。

それでもなお危険な状態に変わりはありません。

警備を厳重にするため、通常、日の出と日没に開閉する門を

「日の暑くなるまで」

つまり、人々が活動を開始するまで開けてはならず、

「人々が立って守っている間に門を閉じさせ」

つまり、日没を待たずに閉じる、というようにネヘミヤは命じました。

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その仕事を任されたのが、ハナニとハナニヤでした。

彼らが選ばれた理由は、

「多くの者にまさって忠信な、神を恐れる者であった」

からだと聖書は記しています。

神に対する誠実さ、そして、神を恐れる心の持ち主。

ネヘミヤは選抜試験でもしてこの二人を選んだのでしょうか?

いいえ違います。

普段の何気ない生活の中で、この二人の性質が際立っていたからでしょう。

毎日々々の生活の中で当たり前のようにしていること。

何も特別に意識もせず、普段通りにしていること。

そこに本物の誠実さと神を恐れる心が現れてくるのです。

毎日の生活が決め手だったのです。

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ある時、教会に来ていた若い学校の先生が、

「名前もまだ知らないのですが、あの女性と結婚を前提にお付き合いしたいのですが…。」

という相談を牧師にしました。

なぜ彼女に魅力を感じたのか、聞いてビックリ!

「私が教会の玄関で靴を脱いだ時、サッとスリッパを出してくれたのです。しかも私が履きやすいようにこちら向きに。あれで『この人だ!』と思いました。」

と言うのです。

牧師が当の彼女に問い合わせたところ、

「全く記憶がない」

とのこと。

つまり、彼女の方でも、

「誰かいい人いないかな〜」

という婚活意識を持って、意図的に独身男性を狙ってスリッパを出していた…、ということではなかったのです。

あまりに自然で、何の意識もなかったからこそ、その愛の行為は彼の心を射ぬいたのでしょう。

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毎日の生活が鍵です。

昨日までの生活を悔い改め、神に赦しを求めれば、恵み深い神様はすぐ許して下さり、今日からの新しいスタートを祝福して下さいます。

当たり前のことを当たり前に行う一日として参りましょう。

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