今日のみ言葉【No.2700】(2021年12月10日)「霊的リーダーの資質（6）」
わたしを主よ、主よ、と呼びながら、なぜわたしの言うことを行わないのか。
（ルカ6:46）
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日本では川には水が流れているのが常識です。
水が流れている場所を川というのですから当たり前ですよね！
しかし、乾季と雨季があるイスラエルでは日本の常識は非常識となり、水が流れていない場所も地図上では川と表記されています。
そして、ある時突然水が流れて来て、日本人が川と認められる「川」となるのです。
参考までに、次の2分24秒の動画をご覧ください。
イスラエルのネゲブの荒野で川が復活する動画です。
●The incredible moment a river is REBORN in the Israel desert March 19, 2014
こういった洪水がいつ発生するかは予測するのが難しく、何年もの間乾いた土地だからといって油断はできません。
今日の聖書箇所の背景にはこのような事情があるのです。
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ルカ6:46-49の並行箇所はマタイ7:24-27です。
どちらも洪水に襲われた家の話ですが、マタイでは岩の上に建てたか砂の上かという場所の違いが強調され、ルカでは同じ場所に建てたが、深く掘って岩の上に土台を据えたか、土台のないままにしたかの違いが述べられています。
どの家も外観は全く同じで、水が流れて来るとは考えられない乾いた土地の上に建てられています。
しかし、先に述べたような洪水が押し寄せて来る時があるのです。
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この話は前回の木の話の続きで、良い実を結ぶリーダーとなるためにはどうしたらいいのか、ということをイエス様は話されています。
それは
「わたしの言葉を聞いて行う者」
（ルカ6:47）
になりなさいということです。
これが岩の上に土台を据えて家を建てるということです。
それは次世代のリーダー養成ということにもつながります。
モーセに付き従ったヨシュアがそうであったように、良きリーダーはそれ以前に良きフォロワーです。
自分以上に優れた存在に聞き従い、言われた通りに行うことが、やがてその人がリーダーとなった時、人を従わせる力となるのです。
従順に従う人は、自分が指導的立場に立った時に支配的強権的従わせ方をしません。
なぜなら、基本的に従うことは辛いことであり、言われた通りに行う過程で様々な苦労を味わうからです。
下の人の気持ちがわかるようになるので、愛ある言葉で人と接することができるようになり、そのようなリーダーにはむしろ従っていきたいと願う人がついてくるのです。
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いつか試みがやってきた時に、あなたが何を土台として生きてきたのかがわかります。
それまでの間の今、御言葉を深く掘り進め、キリストの言葉に聞き従う訓練を自分に施して参りましょう。
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