今日のみ言葉【No.2645】(2021年10月 5日)「十二使徒の選抜（2）」
イエスは祈るために山へ行き、夜を徹して神に祈られた。
（ルカ6:12）
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企業の採用でもスポーツのドラフトでも、能力の高い人から優先的に選ばれます。
イエス様が弟子を選ぶ時の基準はどういうものだったのでしょう？
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弟子とは、後に続く人々を教育し、福音を正しく後世に伝え、キリスト教が世に広まるようにする役目を担った人です。
となれば、正しい福音理解ということで頭脳明晰でなければなりません。
また、頭が良くても横柄では、せっかく教会に人が来ても離れてしまうので、謙遜な人柄や人間関係に長けていることが必要でしょう。
体力も十分で、毎日フル回転で働いてもへこたれず、笑顔を見せられるくらいの余裕と健康度があってほしいものです。
上記のことは、人間側が考える弟子選抜の基準です。
つまり、能力で選ぶということです。
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イエス様が十二使徒を選ばれた方法は、祈りでした。
しかも、
「イエスは祈るために山へ行き、夜を徹して神に祈られた」
（ルカ6:12）
とありますから、周囲に人を寄せ付けず、ただ神のみ前に立ち、徹夜で祈られたのです。
十二使徒が選ばれたのは、その人が持っている能力が評価されてではありません。
私たちにはうかがい知れない神の深い御心と、神の基準によって選ばれたのです。
ですから、私たちは、自分がどういう人間で何ができるだろうかと考える前に、私は神に選ばれた存在なのだということを重視すべきです。
選ばれたことを誇りに思い、その選びに感謝し、少しでもその期待に応答できるように日々を送ることが私たちがなすべき「分（ぶ）」というものです。
神の選びは強制ではなく、人間側の自由による選択で、受諾することも拒否することもできるからです。
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功績無しで選ばれた恵みに感謝し、今日も応答の人生を送って参りましょう。
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