今日のみ言葉【No.2646】(2021年10月 6日)「待ち望む者をはずかしめず(2)」

すべてあなたを待ち望む者をはずかしめず、みだりに信義にそむく者をはずかしめてください。
(詩篇25:3)

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高校生の悩み相談を受ける時、

「クラスの誰々が○○と言った。先生から△△と言われた」

などという訴えを聞きます。

カウンセラーはこの時、個々の問題を解決しようとせず、その生徒さんが自信を持てるような関わりを心がけます。

相手の言葉を受け入れられないのは、自分に自信がないことが原因であることが多いからです。

「自分はこれでいい」という自信がないと、いつまでたっても負けられず、相手に勝たせたり譲ってあげることができません。

つまり、相手の言葉を聞けない状態にいるということです。

問題を解決することだけが最善の策ではないのです。

激流の中でも流されず、自分で立っていられる力。

つまり、命を持っていることが答なのです。

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前回、病院の中で病気の治療をせず、ただ讃美歌を歌い、祈る「牧会チーム」の話をしました。

現実の個々の問題を解決せず、神の命が広まるように力を尽くすのが牧会チームです。

あなたの問題が全く解決されていなくても、あなたの中に神の命が宿っていれば、生きていくことができます。

では、どうすれば神の命が私たちの中に流れてくるのでしょうか?

それは祈りです。

「命を与えてください」という祈りも神様は聞かれますが、最も効果的なのは、自分自身のために命を求める祈りよりも、誰かのために祈る執り成し(とりなし)の祈りです。

その模範はイエス・キリストです。

キリストは父なる神の愛を独占できる立場におられましたが、そうすることをせず、

「あなたがわたしを愛して下さったその愛が彼らのうちにあり」
(ヨハネ17:26)

とあるように、神の愛を分け与えてくださいました。

それは

「父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛したのである」
(ヨハネ15:9)

という言葉で表されています。

そして、私たちがなすべきことは、

「互に愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互に愛し合いなさい」
(ヨハネ13:34)

と命ぜられてあるように、互いに愛し合うこと。

具体的には誰かのためにとりなしの祈りを捧げることです。

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とりなしの祈りをすると、自分が誰かのために祈っているのと同じように、誰かが私のために祈ってくださっている、ということが実感でわかるものです。

自分は今疲れ果てているが、世界のどこかで、誰かはわからないが、私の知らないところで祈ってくれている…。

この思いが命ある力となって内側から湧いてくるのです。

誰かのために祈る人こそ支えられます。

その人のみが、試練の中にあっても神を待ち望み、また、他の人々に神を待ち望ませる力を持つのです。

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最後に、アンドリュー・マーレーの祈りを記します。

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父なる神よ、あなたを待ち望む者のうち、はずかしめを受ける者がひとりもありませんように。

ある者は疲れています。そして、待ち望みの期間があまりにも長いと感じています。

ある者は力のない状態にあります。そして、どのように待ち望むかということも知りません。

またある者は、努力して祈ってはいますが、その努力にとらえられ、またわざにとらえられ、継続的に待ち望むということはとてもできないと考えています。

父よ、私たちすべてに、どのように待ち望むべきかを教えて下さい。

また、お互いのために祈ることを教えて下さい。

あなたを待ち望む者のひとりだに恥を受けることがありませんように。

イエスの御名によって祈ります。アァメン。

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誰かのために祈り、神の命に満たされて歩んで参りましょう。

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