今日のみ言葉【No.2625】(2021年 9月 9日)「キリスト教イロハ(179)『ネヘミヤ記』」

「天の神、主、おのれを愛し、その戒めを守る者には契約を守り、いつくしみを施される大いなる恐るべき神よ、どうぞ耳を傾け、目を開いてしもべの祈を聞いてください」
(ネヘミヤ記1:5-6)

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モンゴル人力士が当たり前のようにインタビューに日本語で答え、外国人タレントが日本語で応対します。

私たちが逆の立場に立ったと想像すれば、彼らの活躍の背後に、相当の努力と才能があることが伺い知れます。

ネヘミヤは異国ペルシャの都スサで王の給仕役をするほど身分の高い地位を投げ捨て、エルサレムの神殿再建に向かいました。

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ネヘミヤ記は基本的には個人の回想録で、バビロン捕囚以後のイスラエル民族の情報をもたらしてくれます。

もともとネヘミヤ記はエズラ記と同一の書でした。

ヘブル語聖書をギリシャ語訳にした七十人訳聖書で分けられ、今の形となっています。

ネヘミヤ記の主題はエルサレムの再建です。

内容は、

(1)城壁の再建(1〜7章)

(2)律法の布告(8〜10章)

(3)律法の実施(9〜11章)

となっています。

エズラとネヘミヤが行った律法運動は、やがて律法中心のユダヤ教を生み出すこととなりました。

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ネヘミヤはペルシャ王アルタシャスタの給仕役でした。

現代のレストランのウェイターを想像してはいけません。

王の食卓に伴い、時にはアドバイスもできるという高位の職だったのです。

ですから、ネヘミヤは間違いなく優秀な人です。

しかも、ずば抜けて有能でなければ異国の地で、しかも最高権力者の王の下で用いられるはずがありません。

そのネヘミヤは、自分の力を誇示することなく、神の下にへりくだる祈りの人であったことが、今度は神に用いられるための一番の条件となったことがわかります。

「天の神、主、おのれを愛し、その戒めを守る者には契約を守り、いつくしみを施される大いなる恐るべき神よ、どうぞ耳を傾け、目を開いてしもべの祈を聞いてください」
(ネヘミヤ記1:5-6)

祈りの人は必ずどこかで神に用いられ、神の国建設の一翼を担わせていただけるのです。

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祈りの人となり、謙遜に神の働きをする今日として参りましょう。

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