今日のみ言葉【No.3321】(2024年 3月28日)「ユダの物語(1)」
そのころユダは兄弟たちを離れて下り、アドラムびとで、名をヒラという者の所へ行った。
(創世記38:1)
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昭和の時代、生徒指導担当の先生方の口癖は、「服装の乱れは心の乱れ」でした。
だらしない格好をしていたり、髪を染めたり、通常高校生がしないようなアクセサリーをこれ見よがしに目立つところに身につけたり…。
それには原因があるはずです。
学校の範囲外の人との出会いがあり、その人たちにとっての「当たり前」に影響されて、自分もそうしてみて、今までの自分とは違う自分を生きる新鮮さを味わっているわけです。
それ自体は悪いことではありませんが、まだ未成熟な中高生は落とし穴に入ることもあるので、先生方は過敏なほど神経を使っていました。
今までの人間関係から離れて、別のグループに行くことにはメリットもありますが、デメリットもあります。
創世記38章では、ユダが兄弟たちから離れ、堕落していった物語が記されています。
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ヨセフの物語が続いているのに、急にそこにユダの物語が入るので、
「あれ、なんでここでユダが?ヨセフがエジプトに売られていったことと関係ないのでは?」
と違和感を持った人もおられることでしょう。
ここは、ヤコブ一族がアブラハム契約を継承し、カナンの地を与えられる約束があるのに、なぜわざわざそれを放棄してエジプトに下っていったのか、という強い理由が示されているのです。
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「そのころユダは兄弟たちを離れて下り、アドラムびとで、名をヒラという者の所へ行った」
(創世記38:1)
「そのころ」とは、ヨセフが売られ、彼は永遠に去ったと思われた「その頃」です。
ユダは「兄弟たちを離れて下り」、つまり、自分たち以外のグループの人たちと交流するようになりました。
高校生が、自分のクラスメイトや部活の友だち以外に、他校の生徒や年上の社会人たちと遊び始めたようなものです。
「アドラムびとで、名をヒラという者の所へ行った」
(創世記38:1)
ユダは家族が住む山地から低地に移り、カナン人であるアドラムびとヒラの所に行きました。
カナン人は偶像礼拝をする民です。
ユダはその影響を受けます。
その家の娘と結婚し、子をもうけます。
彼はますます真の神から離れ、この世の深みにはまり込みます。
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ここから先は、「一体どうしてそんなことが…」と思うような出来事が続きます。
ユダはますます堕落していきますが、イエス・キリストはユダの家系から生まれます。
神の計り知れないご計画の中で生かされている今日を覚えて参りましょう。
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