今日のみ言葉【No.2436】(2020年12月22日)「十字架の死(5)」
「イエスよ、あなたが御国の権威をもっておいでになる時には、わたしを思い出してください」
(ルカ23:42)
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飛行機に乗って離陸する瞬間、私が毎回味わうのは、
「今私はパイロットに命を預けたのだ」
という感覚です。
後は自分の命のことであれこれ思い煩ってもどうしようもありません。
目的地に着くまでの間、機内食を食べたり映画を見たりして楽しんで過ごします。
「信頼とはこういうことなのだ」
と、神様が確認させて下さるのが私の飛行機での旅なのです。
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人間が救われるのは、この神への信頼によってです。
救いはイエス・キリストの十字架が自分の罪のための身代わりの死であったと信じる時に与えられます。
それはキリストの全人格に信頼を寄せ、
「自分の命をこの方に預けると、天国に行ける」
と信じて生きるということです。
その具体例がイエス様の両側で十字架につけられた犯罪人です。
彼らはもはや万事休すの状態でした。
二人共初め散々イエス様を罵っていましたが、途中で片一方の犯罪人がイエス様の言葉を聞いて救い主であることを認め、
「イエスよ、あなたが御国の権威をもっておいでになる時には、わたしを思い出してください」
(ルカ23:42)
と信頼を寄せました。
その男にイエス様は
「よく言っておくが、あなたはきょう、わたしと一緒にパラダイスにいるであろう」。
(ルカ23:43)
と天国の保証を与えて下さいました。
人はどこからでも救われます。
キリストを救い主と信じ、キリストに信頼を置く信仰のみで救われるのです。
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信頼を置いて生きるとはどういうことかを説明するひとつのお話を紹介します。
H兄は道路の中央分離帯で動けなくなっている黒い子猫を見つけました。
いわゆる野良猫ですので、どんな病気を持っているかわかりません。
彼は黒猫を動物病院に連れて行き、関係諸機関で手続きをし、家で飼うことにしました。
数カ月が経ち、H兄の愛の保護を受けたその黒猫はすっかり家に馴染み、彼に全信頼を置いています。
それがわかるのは夜寝る時です。
黒猫は毎晩H兄の膝の上に座り、そのまま寝てしまいます。
彼は眠った猫をそっと抱きかかえ、ケージの中に入れますが、黒猫はぐっすりと眠ったままで起きません。
安心しきっている様子です。
夜中に「ミャーミャー、ニャーニャー」鳴く猫もいるそうですが、この黒猫は朝まで騒ぐことなく、H兄が朝目覚めると一緒に起きるそうです。
直感の鋭い猫ゆえに、
「この人におまかせして大丈夫だ」
と見抜いたのでしょう。
心底信頼しているので平安の中を生きていられるのだと思えてなりません。
この黒猫のような信頼を私も神に対して持ちたいと思わされました。
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イエス・キリストへの信頼を磨く今日として参りましょう。
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