今日のみ言葉【No.2437】(2020年12月23日)「御言葉によって望みを見る」
これまでに書かれた事がらは、すべてわたしたちの教のために書かれたのであって、それは聖書の与える忍耐と慰めとによって、望みをいだかせるためである。
(ローマ15:4)
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豪雪地米沢には「窓雪三日(まどゆきみっか)」という言葉が残されています。
昔の木の枠で作られた窓の桟(さん)にまで雪が山盛りに積もっているなら、降雪は連続三日間続くという言い伝えです。
子供時代の私は素直にそれを受け入れ、
「そうか、明後日まで雪が降って、その次の日にやむんだ」
とストレスなど感じずに学校に行っていました。
下校時、小降りになった雪空を見上げると、雲の奥に丸い白い太陽がうっすらと姿を見せることがあります。
「もうすぐ太陽が出るんだ」
と思いを馳せながら、また次の「窓雪三日」の日々を過ごし、やがて陽の光が明るくなり、強くなり、いつの間にか春を迎えます。
人は言葉によって忍耐と慰めを得、苦難の日々を通り抜けていくのです。
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聖書には忍耐と慰めを与える言葉がたくさんあります。
そのいくつかを挙げてみましょう。
「あなたがたの会った試錬で、世の常でないものはない。神は真実である。あなたがたを耐えられないような試錬に会わせることはないばかりか、試錬と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである」
(第1コリント10:13)
「それだけではなく、患難をも喜んでいる。なぜなら、患難は忍耐を生み出し、忍耐は錬達を生み出し、錬達は希望を生み出すことを、知っているからである。そして、希望は失望に終ることはない」
(ローマ5:3-5)
「あなたがたは、この世ではなやみがある。しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝っている」
(ヨハネ16:33)
誰にでも試練はありますが、その苦しみの期間がいつまでも続くわけではありません。
苦難や問題があなたの人生を覆うのは、限られた期間だけです。
私たちは試練の時を必ず通り越せると信じ、忍耐し、神の慰めを得、人生の「窓雪三日」を過ごすのです。
そこには希望という灯火(ともしび)があり、神の太陽が出るまで、暗い中を照らしてくれるのです。
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聖書の与える忍耐と慰めは、神が私たちに望みをいだかせるために与えられています。
御言葉によって望みを見、今の試練を乗り越えて参りましょう。
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