今日のみ言葉【No.1978】(2019年 4月 2日)「4000人の給食(1)」

2019年4月2日

人々の数はおよそ四千人であった。
(マルコ8:9)

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パソコンのデータのバックアップは大事ですよー!

全く同じデータを別のハードディスクにコピーしておき、年に1回はシステム全体のバックアップを取ります。

私はこれで何度助かったかわかりません。

聖書の中にも同じコピーのような記事がありますが、それが残されていることに神の深い御旨が隠されています。

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マルコ第8章には4000人の人々にパンが与えられた奇跡が書かれてありますが、実はその前の第6章に5000人の給食の記事が載ってあります。

「パンを食べた者は男五千人であった」
(マルコ6:44)

初めて聖書を読む人は、

「あれ、さっきと同じようなことがまた書いてある」

と奇妙な感じを抱くかもしれません。

聖書を研究する学者たちの間でも、2つの記事はあるが元は1つの出来事で、同じ奇跡が2種類の言い伝えで残されたのであろう、という説を唱える人たちがいます。

確かにそのような歴史的研究も必要ですが、聖書の読み方の基本は、ありのまま読むということです。

私たちが神と出会うために、必要だからそのように書いてあるのだ、という思いで、

「聖霊様、導いて下さい」

と祈りつつ読んでいく時、聖書を通して神の御心が自分に対して明らかにされ、神様がわかっていくものなのです。

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わかるためにはどうしたらいいかというお話をひとつ。

ある大学病院では医局対抗野球大会があります。

心療内科のエースY先生は直球しか投げないピッチャーでした。

若いうちは通用していましたが、年と共に肩に衰えが出始め、スピードが遅くなってきました。

そこで彼は

「これはカーブでも覚えなければならない」

と変化球の投げ方をコーチにお願いしました。

練習の末、見事にググッと曲がるカーブを投げられるようになりましたが、専門家のコーチから見るとそれだけでは不十分です。

直球とカーブの投げ方が明らかに違うのです。

これでは投げる前に相手から「次はカーブだな」と読まれてしまいます。

コーチは腕の振りやボールの握り方など、フォームの修正を完璧に行いました。もう大丈夫です。

さて、実戦の前に自信をつけさせるため、ド素人の研修医にバッターボックスに立ってもらい、最終チェックをすることになりました。

ところが、驚いたことに、Y先生が投げるカーブはことごとくきれいに打ち返されるのです。

狼狽する二人を前に、研修医は遠慮気味に種明かしをしてくれました。

「だって、Y先生、カーブを投げるときは顔がニヤニヤしてますから、すぐわかりますよ」
(『こころの日曜日』、菅野泰蔵編、法研、P89より)

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何がどう来るかわからない世の中ですが、私達が神様の御顔を仰いでいく時、それはわかってくるのです。

神様の笑顔さえ見つめていれば、やがて時至って聖書もわかってきます。

霊の目を神に据え、笑顔で見つめられて今日の一日を歩んで参りましょう。

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