今日のみ言葉【No.837】(2014年 6月 2日)
どうか悪しき者の悪を断ち、正しき者を堅く立たせてください。
(詩篇7:9)
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人は噂話やゴシップ記事が大好きです。
芸能人の熱愛報道や有名人の暴露記事が絶えないのは、それを知りたい人がいて売れるからです。
よくある写真週刊誌の手は、みんなで食事をしているのに撮り方の角度で2人だけのように見せる。
文章の書き方を
「タクシーに乗って繁華街と逆の方向に消えていった…」
と意味深なものにする。
よく考えれば繁華街に住んでいる人は極く少数ですから、繁華街とは逆の方向に行くのに何も不思議はありませんが、なぜか、
「やっぱり」
「裏ではそうなのか」
と読者は思ってしまいます。
人気が出たり有名になったりすると、必ず妬まれます。
好き勝手な嘘を書かれても、それは「有名人税」だと思って相手にしないのが現状の一番の得策だそうです。
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詩篇第7篇は、不当な告発を受け、窮地に陥っている時に神に叫ぶ祈りです。
詩篇の記者は悪に対する正しい裁きを求めています。
噂の種にされる芸能人の方々のように、放っておけば良いのではないでしょうか?
しかしこの背景には、ダビデとサウルのいきさつがあったのです。
サウル王はダビデが自分の王位を狙っていると思い込みました。
それゆえ、ダビデの命を無きものにしようと追い回しました。
一方、ダビデにとってサウル王は
「神が油注がれた人」
であり、神が選ばれた神の人、という信仰はゆるぎませんでした。
それゆえ、自分の命をつけ狙ってくるサウルを逆に正当防衛という名目で命を奪うことが出来なかったのです。
相手からは叩かれ放題。
しかし自分からは手が出せない状態。
このような状態が長期間続けば、体も心も疲れ衰えてきます。
「もうどうでもいいか…」
という気持ちになり、負けてはいけないと分かっていても、自分から敗北を選択し、楽になりたくなるものです。
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ですから、
「どうか悪しき者の悪を断ち、正しき者を堅く立たせてください。」
(詩篇7:9)
という祈りが必要なのです。
正しい者であっても、そのまま立ち続けていることができない現実が時に襲ってきます。
力づけ、勇気づけが必要なのです。
「正しき者を堅く立たせてください」
と、神によって立たせていただくことがポイントです。
それこそ、
「わが神、主よ、わたしはあなたに寄り頼みます。」
(詩篇7:1)
という御言葉が表す、真の神への信頼です。
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がんばって堅く立つ人生から、堅く立たせていただく人生へと向きを変えましょう。
これこそ、嵐の中で平安を味わいながら生きる生き方です。
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