今日のみ言葉【No.2390】(2020年10月27日)「イエスの逮捕」

「しかし聖書の言葉は成就されねばならない」
(マルコ14:49)

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ゲツセマネの園で眠っている弟子たちを起こし、

「立て、さあ行こう。見よ、わたしを裏切る者が近づいてきた」
(マルコ14:42)

と話している最中に、

「十二弟子のひとりのユダが進みよってきた。また祭司長、律法学者、長老たちから送られた群衆も、剣と棒とを持って彼についてきた」
(マルコ14:43)

とあります。

イエス様を逮捕するために遣わされた人々です。

弟子たちは大混乱し、ペテロは剣を抜いて切りかかり、マルコは裸で逃げ出しました。

無理もありません。

彼らはイエス様の受難の予告を本気にせず、自分たちは立身出世するのだという夢を見続けていたのですから…。

しかし、目の前の現実は預言通りのイエス様の逮捕であり、自分たちも捕えられそうな状況でした。

彼らは自分たちの命をイエス様と共に捨てるという選択ではなく、先生を捨てて自分たちは助かるという方を選びました。

「弟子たちは皆イエスを見捨てて逃げ去った」
(マルコ14:50)

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たったひとりのイエス様を捕らえるためだけに、かなりの数の武装した集団が来ていたのです。

ヨハネ福音書によれば、

「一隊の兵卒と祭司長やパリサイ人たちの送った下役ども」
(ヨハネ18:3)

とあります。

一隊の兵卒とはローマの歩兵隊のことで、通常400名から600名で構成されています。

下役どもとは神殿の治安を維持するための警察官です。

用意周到な準備をし、水も漏らさぬ包囲網でイエス様を逮捕しようとしたのです。

そのような中、イエス様だけは落ち着いておられます。

「あなたがたは強盗にむかうように、剣や棒を持ってわたしを捕えにきたのか」
(マルコ14:48)

そして、

「しかし聖書の言葉は成就されねばならない」
(マルコ14:49)

と語られます。

これは、イザヤ書53章12節の預言を指します。

イエス様はゲツセマネの園に行く直前に

「あなたがたに言うが、『彼は罪人のひとりに数えられた』としるしてあることは、わたしの身に成しとげられねばならない」
(ルカ22:37)

と言われている通りです。

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イエス様はご自分に周りに起こる出来事の一つ一つに、神との関わりを考え、そして、神の御心を行われたのです。

私たちも日常の小さな出来事の一つ一つに、神との関わりを考え、思い巡らして生きると、いつの間にか神に導かれている自分を発見するものです。

そのような体験の積み重ねが、人生を生きる力の源となるのです。

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神のなさることを思い巡らし、今日も落ち着いて歩んで参りましょう。

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