今日のみ言葉【No.3420】(2024年 7月31日)「ヨセフは兄たちを試す(2)」
またわたしの杯、銀の杯をあの年下の者の袋の口に、穀物の代金と共に入れておきなさい」。家づかさはヨセフの言葉のとおりにした。
(創世記44:2)
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「石橋を叩いて渡る」ということわざがあります。
石でできた橋なのですから頑丈にできていると決まっていますが、それでも叩いてみて、大丈夫だと確認できてから渡れということです。
つまり、物事は慎重に行えという意味です。
ヨセフは、兄たちという橋が以前のままの古くてもろい橋なのか、それとも悔い改めて石橋となっているのかを確かめるために、強烈に叩きました。
それが第2の試みです。
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ベニヤミンへのえこひいきに、兄たちは誰も嫉妬の念を抱きませんでした。
これで、かつてヨセフだけ長袖の着物を父から与えられたのを見て嫉妬した兄たちの心は、今や変わっていて、悔い改めていることが証明されました。
第1の試験はパスしましたが、ヨセフは次に最も厳しい試みを兄たちに課します。
ヨセフは、
「またわたしの杯、銀の杯をあの年下の者の袋の口に、穀物の代金と共に入れておきなさい」
(創世記44:2)
と家づかさに命じました。
彼らに盗みの罪をなすりつけ、どう反応するかを試したのです。
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さて、夜が明けて兄弟たちが帰ると、頃合いをい計らって、ヨセフは家づかさを派遣しました。
忠実な家づかさは、打ち合わせの通り演技し、彼らの袋を点検しました。
そして、予定通り、ベニヤミンの袋の中から銀の杯を発見するのです。
「家づかさは年上から捜し始めて年下に終ったが、杯はベニヤミンの袋の中にあった」
(創世記44:12)
家づかさは先に
「杯の見つかった者はわたしの奴隷とならなければならない。ほかの者は無罪です」
(創世記44:10)
と言っていましたから、ベニヤミンだけが連れて行かれることになり、兄たちは無罪放免ですからベニヤミンを捨てて故郷に帰ることができます。
かつてヨセフは兄たちから捨てられました。
しかし、今回は、
「そこで彼らは衣服を裂き、おのおの、ろばに荷を負わせて町に引き返した」
(創世記44:13)
となりました。
昔と今では確かに彼らの心は変わっていたのです。
特にユダは自分がベニヤミンの身代わりとなることを覚悟して行っています。
さあ、ヨセフの前に出て、結局は我が身可愛さでベニヤミンを犠牲にして自分たちだけは生き残ろうとするのでしょうか?
以下、次回に続きます。
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私たちが体験する試みの背後には、必ず神の意図があります。
そして、隠された祝福を得させるため、神は導きを与えて下さいます。
自分の一歩々々に、神の導きを求め、軌道修正を繰り返しながら、今日の一日を歩んで参りましょう。
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