今日のみ言葉【No.2384】(2020年10月20日)「ゲツセマネ(3)」

「あなたがたは、わたしが飲む杯を飲み、わたしが受けるバプテスマを受けることができるか」
(マルコ10:38)

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今日は皆さんに2つの問いをいたします。

箱根駅伝のように往路と復路があります。

まず行きの往路から。

コインを投げて、

Aコース…表が出たら2万円もらえ、裏が出たら何ももらえない。

Bコース…表でも裏でも確実に1万円もらえる。

という選択肢があったとしたら、あなたはどちらのコースを選びますか?

多くの人はBコースを選びます。

2万円もらえるかもしれないという期待より、確実に1万円もらえるという保証のほうが「嬉しい」と感じるからです。

ちなみに、これを100回も行えば、数学の確率論ではどちらも同じ結果になり、手元に100万円残ります。

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さて、帰りの復路は、コインを投げて失う設定です。

Aコース…表が出たら2万円支払い、裏が出たら支払わなくてよい。

Bコース…表でも裏でも確実に1万円支払う。

あなたはどちらのコースを選びますか?

先の例で学んだように、数学の確率論が保証するのは、100回やればどちらのコースでも100万円払うことになるということです。

ですから、AコースでもBコースでもどちらを選んでも変わりはないはずなのですが、今度は確実に失うBコースを避けて選ばない人が多くなります。

そちらのほうがより「悲しい」と感じるからです。

このような心理を「損失回避」と言います。

つまり、今までと違う新しいことに取り組む時、良い面よりも良くない面(リスク)の方を避けようとする意識です。

厳しい現実を認めようとせず、判断の先送りをする時は、損失回避の心理が働いていると言えます。

これだけですと、面白い話だったということで終わりそうですが、実はこれはホスピスの医師が引用している問いなので、俄然、私たちの命と関係が出てきます。

この先生はこう語っています。

「がんの診療においては、今は痛みもなく、見た目には小さくても、もしこのまま放置をして、半年後には生命が危機に陥るリスクがあれば、早期に適切な診療を受けることが大切です」
(『苦しみのない人生はないが、幸せはすぐ隣にある』、小澤竹俊著、幻冬舎、P84)

たとえ厳しくても、あるいは理不尽だとさえ感じているとしても、その現実を認めなければ人生は始まりません。

失うものは確実にあると認めた上で、最善の治療法や生き方を求めつつ、できることを一つ一つやっていくのが現実の人生を充実させる生き方なのです。

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前置きが長くなりましたが、言いたいことは、イエス・キリストは人の罪を自分が負うことを使命として受け入れた、ということです。

イエス様はそこを回避しようとはなさらなかったのです。

そして、まっしぐらに十字架に進み、神の意志に従順に従われました。

以下、次回に続きます。

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与えられた自分の人生を、あらためて受け入れて進む今日として参りましょう。

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