今日のみ言葉【No.2385】(2020年10月21日)「主が悩みの日にあなたに答え」

主が悩みの日にあなたに答え、ヤコブの神のみ名があなたを守られるように。
(詩篇20:1)

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フィギュアスケートの羽生結弦選手は、「試練は乗り越えられる者にしか与えられない」という感覚があるのだそうです。
https://asajo.jp/excerpt/67308 アサジョより)

平昌五輪前の大ケガを乗り越えられたのは、その明確なイメージを持っていたからでしょう。

彼の言葉の背後には

「あなたがたの会った試錬で、世の常でないものはない。神は真実である。あなたがたを耐えられないような試錬に会わせることはないばかりか、試錬と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである」
(第1コリント10:13)

という聖書の言葉があります。

この意識はどんな人をも強くしてくれるのです。

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「主が悩みの日にあなたに答え、ヤコブの神のみ名があなたを守られるように」
(詩篇20:1)

という祈りは、民が王のためにとりなしの祈りをしていることです。

この祈りを祈っている時、民は王が戦で負けることを想像しながら祈っているでしょうか?

いいえ、その反対に、戦う前にすでに勝利して凱旋する姿を思い描きながら祈っているはずです。

信仰による祈りとは、

「さて、信仰とは、望んでいる事がらを確信し、まだ見ていない事実を確認することである」
(ヘブル11:1)

とあるように、将来神様がなしてくださることを思い描き、イメージ化することです。

ですから、まだ悩みの真っ最中におり、先が見えないその時こそ、悩みの日に主は答えてくださったというイメージを描き、すでにそうなったと信仰の先取りをして日々を過ごすことが祈りの真髄をしっかりつかんで生きる生き方なのです。

ただしそれだけですと「我の張りっぱなし」となりますから、いつそうしていただけるかは神にゆだね、祈ったことすべてを神に託して、その日が来るのを楽しみにして祈り続けるのです。

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かつてイタリアの田舎をひとりの老人が散歩していました。

彼はある庭の前で立ち止まり、その家の主人に

「結構なお庭ですね」

と声をかけると、

「いやー、おじいさん、庭の景観を削いでいるのは、この醜い大きな大理石ですよ」

と、ひとしきり庭の残念さを老人にこぼしました。

「ああ、この石があなたの庭の美しさを邪魔しているのですか。それならうちの若い者に後で取りに来させましょう」

その見知らぬおじいさんは邪魔な石を持っていってくれました。

庭の持ち主はたいへん喜んだそうです。

時が経ち、その老人から一通の便りが来ました。

「ぜひあなたに見せたいものがある」

老人の招きに応えて行ってみると、かつて自分の庭にあったあの醜い大理石の岩が、その時代だけでなく今日に至っても賞賛を受けている彫刻となっていました。

その老人こそはミケランジェロだったのです。

あなたが自分の人生を神に託す時、イエス・キリストを通して、あなたの命が命の源である神様に結ばれます。

すると、醜い現実は祈りを通して命ある作品としてよみがえっていきます。

大理石の中に彫刻が埋め込まれているとイメージし、それを神にゆだねる時、神はあなたが思い描く以上の作品を現してくださるのです。

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悩みの日に答えられる主を信頼し、明確なイメージを持って祈り、ゆだねた平安の中で生かされて参りましょう。

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