今日のみ言葉【No.2383】(2020年10月19日)「キリスト教イロハ(105)『贖罪(3)』」
見よ、わたしは不義のなかに生れました。わたしの母は罪のうちにわたしをみごもりました。
(詩篇51:5)
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モグラたたきというゲームをしたことがあるでしょう。
次々と顔を出すモグラをハンマーで叩くという単純なゲームですが、最初の機械では約1分の制限時間内に20匹以上叩くとゲーム機から賞賛の声が発せられ、19匹以下の場合は笑われてしまう設定になっていたそうです。
罪との戦いはモグラたたきゲームのようなもので、あちらこちらで罪が現れ、それに対処するのにヘトヘトになることがあります。
罪とは何で、これを処理するにはどうしたらいいのでしょうか?
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前回、最初の人アダムが神に反逆し、彼は罪を犯したことを学びました。
この人類最初の罪を原罪(げんざい)と言います。
聖書はこれが先祖代々、遺伝的に受け継がれていると教えています。
「見よ、わたしは不義のなかに生れました。わたしの母は罪のうちにわたしをみごもりました」
(詩篇51:5)
まるで親の借金を子が受け継いで払わせられているような気がしますが、聖書が明らかにする現実とはそういうものなのです。
人間は原罪を持って生まれ、罪人の性質があるので、それが具体的罪(盗み、嘘、不倫等)となって表に現れます。
ですから、いくら行動を直し、「今度からやりません」と堅く決心し、約束しても、原罪が処理されない限り、罪の結果はやがてどこかで現れてくるのです。
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人間である限り、罪の性質は繰り返し出てきます。
これはキリストを信じたクリスチャンでも同じです。
霊的に新生し、神の前ではキリストを信じたゆえに義と認められていますが、古い人の性質は残っています。
ですから、洗礼の感動が覚めた後、また以前と同じ生活に戻ります。
「神は働いてくれないのか」と疑問に思い、自分の弱さに失望することがあってもおかしくないのです。
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ただし、キリストを信じる前と違うことは、聖霊が内に住んで下さり、内側から私たちの心をきよめる働きが始まることです。
ここに古い人と新しい人との葛藤が起こります。
クリスチャンになって罪との戦いが始まったと感じるなら、それは霊的に正常に成長していると考えて差し支えありません。
自分の弱さを一層示され、以前より自分は罪深い存在だと感じるなら、それこそ霊的成績優秀者です。
自分を責めることなく、聖霊にゆだね、内なる聖霊の声に従おうとしていく時、徐々に古い人の性質はなくなっていきます。
これは右肩上がりに一直線…、というような単純なものではなく、上がったり下がったり、行きつ戻りつ、渦巻状に回ったり等の様々な形態を取りながら、人生の終りまで続きます。
最後まで葛藤はなくなりませんからご安心を。
自分の欠けと罪を知っているので、人をゆるし、他者を愛する者としての人生を続けることができるからです。
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キリストの十字架によって罪赦されたことを信じ、神と共に聖い生活を深めて参りましょう。
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