今日のみ言葉【No.2343】(2020年 8月28日)「終わりから始める(6)」
よく聞きなさい。全世界のどこででも、福音が宣べ伝えられる所では、この女のした事も記念として語られるであろう」。
(マルコ14:9)
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ギックリ腰になって1週間経ちましたが、あまりの痛みがあると頭は働かないものだと実感しました。
火曜日までお休みせざるを得ませんでしたが、その間、皆様からのいたわりのメールには本当に心癒されました。
心から感謝申し上げます。
特に、同じギックリ腰を患ったご経験のある方の文章には、
「ああ、安心して休んでいていいんだ」
と思わせる力があり、私の心をすっぽりと包んでくれました。
これが理解されている嬉しさかと、あらためて発見した思いです。
100%神であり100%人間であったイエス様も、ご自分の真意を理解したマリヤの存在に心励まされたはずです。
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今日の聖句は、イエス様がマリヤのしたことを賞賛した箇所です。
「よく聞きなさい。全世界のどこででも、福音が宣べ伝えられる所では、この女のした事も記念として語られるであろう」
(マルコ14:9)
イエス様は何のためにこの世に来られたのでしょう?
マリヤは
「イエス様は死ぬためにこの世に来られたのだ」
と直感しました。
そこで彼女は香油を塗って葬りの用意をしたのです。
イエス様は、ご自分の使命が理解されたことに喜びを感じ、また、その意図を正しく受け止めて成してくれたマリヤの行為を心から賞賛なさいました。
御心を受け入れるとは、時に最悪を受け入れ、その中を歩まされることでもあります。
しかし、
「それは神の御心ですから受け入れます。でも、その中を歩むのは結構大変ですから、ここはもうちょっとこうしておきます」
と自分の能力に合わせて考えながら生きる時、神は
「よくぞそこを通ってきてくれた」
とお喜びになるのです。
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神の世界を生きる時のキーワードは、「終りは始まり」です。
それはゴールからスタートを見ることです。
普通はスタートからゴールを目指します。
しかし、聖書の世界はその逆です。
祝福のゴールを思い描き、そこからスタートを考えるのです。
まず初級コースから行きましょう。
それは最善のシナリオを作成するという作業です。
受験を例に取りあげてみます。
終りは始まりであり、終わりから始めるということは、合格したというゴールを思い描くことです。
まだ志望校に入れるかわからない1年前に、すでに合格が決まったとし、ゴールに入っている未来の自分から現在の自分にこう語りかけるのです。
「合格できたのはなぜ?」
すると現在の自分は、
「計画を立てて、夏休みにここまでやれたから合格できた」
と答えたとしましょう。
だから、今そのようにするのです。
もう一つの例として、
「うちの夫はいつになったらクリスチャンになるのだろう」
と焦る奥様がいたとしましょう。
彼女の「終りは始まり」は、ご主人の洗礼式に出ているというゴールを思い描くことです。
うれし涙をハラハラと流す自分がそこにいます。
さあ、もう自分に対する質問はおわかりでしょう。
「こうやってクリスチャンホームになれたのはなぜ?」
「夫が洗礼を受けると言ったのはなぜ?」
と問うことです。
そして
「夫の細かいことにいちいち口を出さないで、忍耐したことだと思います」
という答が口からスルリと出たとしたら、今からその通りにするのです。
なぜなら、それがゴールに入るための最善の手段だと自分自身が考えているからです。
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終りが始まり。
ゴールからスタートを見る。
まず、この初級コースを受講し、実践し、修了を目指しましょう。
しかし、最善のシナリオを思い描いてもそうならないことは人生いくらでもあります。
マリヤが歩んだ上級コースは、最悪のシナリオを思い描くことでした。
次回はその上級コースをたどってみましょう。
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神は最善をなしてくださると信じつつ、今日の一日を大切に生きて参りましょう。
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