今日のみ言葉【No.1619】(2017年10月 6日)「 強敵の出現(1)」
ペリシテびとはイスラエルびとにむかって陣備えをしたが、戦うに及んで、イスラエルびとはペリシテびとの前に敗れ、ペリシテびとは戦場において、おおよそ四千人を殺した。
(サムエル記上4:2)
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今年のプロ野球セ・リーグは広島カープが優勝しました。
若手を積極的に採用した阪神タイガースが2位。
街全体を巻き込む企業努力が実った横浜ベイスターズが3位に滑り込み、クライマックス・シリーズの出場権を得ました。
かつて読売ジャイアンツは9連覇という偉業を成し遂げましたが、常勝時代は過ぎ去り、今年はBクラスに甘んじました。
やられたらやり返す。勝負の世界は厳しいものです。
勝利を繰り返すイスラエルの陰で、敗者となった国が復讐を誓い、やがて勝者となる時代がやって来ました。
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「困った時の神頼み」でも神はイスラエルの祈りに応えて下さり、士師を起こして外敵を追い払ってくださいました。
しかしそれはあくまで一時しのぎです。
本来はその後、なぜ自分たちは攻撃を防げなかったのかを考え、思いと行動を神の御心に合わせて変える必要があります。
それは特別難しいことではありません。
インフルエンザが流行しだすと、同じことを私たちは当たり前にやっています。
うがい・手洗いの励行、マスクをする、十分な食事と睡眠を取って免疫力を高める、予防接種をする。
これを徹底している医師・看護師は、あれだけ多数の患者さんと毎日接していても、ほとんどインフルエンザにかかることはありません。
しかし、もしこのような予防手段をせずにいたら、人は簡単にウィルスに感染してしまうでしょう。
高熱でひどい思いをし、それが治っても同じパターンの生活をしていたら、シーズン2度め3度めの感染もあり得ます。
ですから私たちはきっちりと行動を変えます。
あんな嫌な思いは二度としたくない、と強く思うからです。
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ところが、古代イスラエルにも現代の私たちにも共通していることは、
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」
という面です。
熱いものも飲みこんでしまえばその熱さを忘れてしまうように、苦しかったこともいつの間にか時と共に忘れてしまい、また、試練の時に助けてもらったことも、その苦しみが去ってしまえば忘れてしまうということです。
最悪の時に神に助けを求め、問題が解決すると神を忘れ、また元の生活に戻る。
するとまた問題が起こり、どうしようもなくなって神に祈り求め、勝利を得て楽な状態が続くと、神を忘れて元の生活に戻る…、というパターンの繰り返し。
これが士師記の時代のイスラエルのあり方でした。
このような生活が通用するうちは良いのですが、何の進歩も発展もありません。
インフルエンザに対処でき、患者さんを助けてあげられる医師のような祝福の基となることもありません。
やがて強敵が現れました。それがペリシテびとでした。
イスラエルは否が応でも自分たちの生き方を変えなければならない危機に瀕しました。
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危機はあなたが祝福の基となるための転換点です。
神の御心を求め、正解と信じる方向へ一歩踏み出す今日として参りましょう。
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