今日のみ言葉【No.2342】(2020年 8月27日)「キリスト教イロハ(93)『主の祈り(7)』」
主のみわざは偉大である。すべてそのみわざを喜ぶ者によって尋ね窮められる。
(詩篇111:2)
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今回は、神の御名を中心にして目標を立てるとはどういうことかの続きです。
まず、次のように祈ってみて下さい。
「神様、私の人生に目標を与えて下さい」
すると、
「あなたはどうしたいのか。あなたの立てる目標は何か」
と神様から問い返されるはずです。
そこで、
「いえいえ、あなたが与えて下さる目標が最高なのですから、最初にストンとお知らせ下さい。それを行うのが最も効率的ですから」
と祈ると、再び
「あなたはどうしたいのか。あなたの立てる目標は何か」
と聞こえてきます。
このやり取りはいつまで続くのでしょう?
人間が根負けして、渋々でも、自分の立てる、不十分で、欠けだらけで、白昼夢だと批判されそうな目標を出すまで続けられます。
そこから神はあなたと一緒にその目標を最善のものへと作り変えるように働いてくださいます。
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では、立てた目標を達成するにはどうしたら良いのでしょうか?
人は誰でも手っ取り早く、楽をして最大の効果を上げたいと思います。
たとえば飲食業界でもIT業界でも、その業界でナンバー1になるのに最も簡単な方法があります。
それは競争相手がいないところで仕事を始めることです。
なーんだ、と思われますか?
しかし、考えてもみて下さい。
どんなにあなたが優秀でも、ライバルが多いところで1番になるのは至難の業です。
まして、その地位を維持し続けるのはもっと難しいことです。
ですから、成功するための早道は、まだ誰も手を付けていないところで始めてみることです。
まだ誰もやったことがないことだから、うまく行かなくて当たり前です。
ですから、失敗してもさほどダメージは感じません。
うまく行ったら儲けものです。
成功した瞬間に、ナンバー1になるという目標は達成です。
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さて、人間は1番になったと自覚した直後に空しさを覚えます。
それを埋めるために次の目標を立て、別の1番を目指す人もおられますが、目標の質を変えるほうが賢明です。
それは、あなたが立てるその目標が人々の必要を満たし、人々の傷を癒やすかどうかを考えるということです。
あなたが日々出会う人々の必要を見出し、それを満たすこと。
あなたが今いる地域社会・コミュニティーのどこに傷があるかを見出し、それを癒やすこと。
この方向に舵を取ると、成功を目指していたはずなのに、「成功など二の次だ」と感じられるようになります。
それは、「誰かのために役に立っている」という充実感があるからです。
その結果、一生懸命働いている自分を発見します。
対象の相手の方々も、「自分たちは○○さんの事業の利益のために利用されているのだ」とは感じず、むしろ愛を感じるので、人間関係はスムーズです。
これを目標にすれば、まず間違いなくあなたの仕事は成長発展します。
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まだ誰もやったことのない新しい分野に挑戦し、人の必要を満たす仕事をして成功を収めた後、人の思いは次の段階に至ります。
それは、「自分がやったことが一時的なものではなく、ずっと永続した価値あるものでありたい」という思いです。
子供の頃、お祭りで綿あめを買ってもらい、舐め始めた途端にスルスルと小さくなり、あっという間になくなってしまったという思い出があります。
自分がこの世でした仕事が綿あめクラスのものだったと気づいた時、人は永遠につながる目標を目指すようになります。
つまり、自分が立てた目標が永遠の神の前に偉大であるかどうか、という地点に到達するのです。
神の御名があがめられるように、という祈りがここにおいて人の心に自覚されます。
神の御名を中心にして目標を立てるとはこういうことなのです。
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本来、この順番は逆です。
まず第一に神の御名があがめられるような目標を立てます。
「このことは神の前に偉大なことだろうか?」
と自分に問うのです。
そして次に、この目標は人々の傷を癒し、必要を満たすかとチェックします。
最後に、まだ誰もやったことのない新しい世界かと点検しますが、それはもはや瑣末(さまつ)なこととなります。
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神のみ前に静まり、神の御名があがめられるような目標を立てて人生の方向を定めて参りましょう。
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