今日のみ言葉【No.2182】(2020年 1月23日)「キリスト教イロハ(41)『奇跡』」

2020年1月23日

さらに神も、しるしと不思議とさまざまな力あるわざとにより、また、御旨に従い聖霊を各自に賜うことによって、あかしをされたのである。
(ヘブル2:4)

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聖書には死人がよみがえるとか水の上を歩く等のにわかには信じがたい出来事が記されています。

このような聖書箇所から正しくメッセージを汲み取るためには、

「その奇跡は本当にあったのか」

と問うよりも、

「このような出来事が実際にあったのだ」

として読み進め、そのことを通して現代の私たちに何を伝えたいのだろうと考えて読むと良いのです。

その時、聖書は人間が神と出会うための媒体(ばいたい)として働くからです。

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奇跡とは神の超自然的な力による出来事のことを言います。

これは人間の常識や理性では判断することも説明することもできません。

聖書に奇跡が多く記されてあるのは、神が御自分の存在と力と愛とを示すためです。

神は人間である預言者や弟子たち、そしてイエス・キリストを通して働かれ、奇跡を起こされました。

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イエス様の奇跡には特別な意味があったので、他の奇跡とは分けて考える必要があります。

一例を挙げると、生れつきの盲人に

「シロアムの池に行って洗いなさい」

と言い、彼の目が見えるようになったという奇跡がヨハネによる福音書第9章に記されています。

シロアムとは「つかわされた者」という意味です。

つまりこの奇跡は、神からつかわされたイエス・キリストに出会ってはじめて、人間は人生に対して霊的眼が開くのだということを示しています。

このように、奇跡という超自然的な出来事は、聖書においては必ず何か神の意志を示し、神の存在と力を証ししているのです。

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私たちの人生で起こる「不思議だなあ」と思う出来事の背後には、神様の思いが込められています。

御心を尋ね求めつつ、神の愛に支えられる今日として参りましょう。

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