今日のみ言葉【No.2181】(2020年 1月22日)「誓った事は自分の損害になっても変えることなく」
その時、主はヨシュアに言われた、「彼らを恐れてはならない。わたしが彼らをあなたの手にわたしたからである。彼らのうちには、あなたに当ることのできるものは、ひとりもないであろう」。
(ヨシュア記10:8)
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アメリカで自動車を運転する際、現地の日本人から
「保険に入るならここだよ」
と強力に勧められたのは日本の保険会社ではなく、ユダヤ人の保険事務所でした。
なぜと理由を尋ねると、ただ一言。
「約束を守るから」
聖書が人類に与えた影響の中で最大のものは契約概念だと言われています。
一度結んだ契約は必ず果たすというユダヤ人の背後には、たとえ相手が不誠実であっても約束通りに行う神の存在があるのです。
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今日の聖書箇所の背後にはギベオン人とのひと騒動があります。
彼らは遠くの国から来た者だと偽って、自分たちが奴隷となる代わりにイスラエルの保護を得られるという和平契約を結ぶことができました。
これはヨシュアが先に神に聞かなかったがゆえの失敗です。
「そこでイスラエルの人々は彼らの食料品を共に食べ、主のさしずを求めようとはしなかった」
(ヨシュア記9:14)
現代なら詐欺契約は破棄できます。
しかし、ヨシュアは一度神の名のもとに結んだ契約は守らなければならないという態度を崩さず、ギベオン人を受け入れます。
その潔さは賞賛に値しますが、現実はおとぎ話の最後のように「めでたしめでたし」では終わりません。
ギベオン人がイスラエル側に寝返ったと知った周辺の王たちは、彼らを討ちにかかりました。
当然ギベオン人はイスラエルに助けを求めます。
ヨシュアはしなくてもよかったはずの戦いをしなければならなくなったのです。
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神はヨシュアがどうするかをじっと見守っておられたに違いありません。
ヨシュアの決断は
「誓った事は自分の損害になっても変えることなく」
(詩篇15:4)
というものでした。
たとえ自分に不利益になったとしても、一度約束したことは必ず果たす、と決めたのです。
彼は神が出エジプト時にイスラエルとエジプトになされたことを現実に体験していました。
神は約束を違えず、契約を結んだ相手には誠心誠意を尽くし、必ずその約束を果たされる御方。
ヨシュアはその神にならい、神と同じことをすると決心したのです。
この決断は神を喜ばせました。
「その時、主はヨシュアに言われた、『彼らを恐れてはならない。わたしが彼らをあなたの手にわたしたからである。彼らのうちには、あなたに当ることのできるものは、ひとりもないであろう』」
(ヨシュア記10:8)
そして、ヨシュア率いるイスラエルは歴史に残る大勝利を得たのです。
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神にならって忠実に約束を果たそうとする時、損もすれば不利益を被ることもあります。
と同時に、そこに想定外の神の守りが与えられるという場面が出てくるのです。
神はあなたを見ておられ、応援しておられます。
今日もその神の前で真実を果たし、神と共なる人生を歩んで参りましょう。
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