今日のみ言葉【No.2063】(2019年 7月30日)「口をきけなくする霊につかれた子供の癒し(1)」

2019年7月30日

ああ、なんという不信仰な時代であろう。いつまで、わたしはあなたがたと一緒におられようか。いつまで、あなたがたに我慢ができようか。
(マルコ9:19)

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車のリモコンキーが効かなくなって、何度ボタンをポチポチしてもドアが開かなくて困ったことがあります。

早速、インターネットの動画を見て、電池交換にチャレンジしてみました。

かかる費用が電池代の200円程度で済むのも大きな動機になっています(笑)。

「ここにマイナスのドライバーを入れて、ギュッとこじ開けるのだな」

と見てわかるのですが、実際そうするには相当の勇気がいります。

「もし間違えて、バキッ!と壊してしまったらどうしよう…」

そう思っているので、なかなかキーが開きません。

ついに覚悟を決めて、グリッ!とやったらパカッ!とあっけなく開き、無事電池交換は終了です。

それから後は、力の入れ具合もわかったし、必ず開くとわかったので、何度も締めては開きを繰り返すことができました。

「何だ、こんなものなのだ」

これが信じて行った後の率直な感想です。

しかし、必ず開くという信仰がなければ、いつまでたっても先に進めません。

これは私のささやかな体験ですが、弟子たちも同じような体験をしたことがマルコ9章に記されています。

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イエス様とペテロ、ヤコブ、ヨハネの一行が栄光輝く山から下りてくると、そこには問題の山が待っていました。

口をきけなくする霊にとりつかれた子供を連れた父親が癒しを求めていたのです。

十二弟子には特別に悪霊を制する権威が与えられていました。

「それからイエスは十二弟子を呼び集めて、彼らにすべての悪霊を制し、病気をいやす力と権威とをお授けになった」
(ルカ9:1)

十二弟子のひとりなら、この子供の悪霊を追い出すことができたはずです。

ところが、現実の彼らにはその力がありませんでした。

「お弟子たちに、この霊を追い出してくださるように願いましたが、できませんでした」
(マルコ9:18)

イエス様は珍しくも彼らをお責めになりました。

「ああ、なんという不信仰な時代であろう。いつまで、わたしはあなたがたと一緒におられようか。いつまで、あなたがたに我慢ができようか」
(マルコ9:19)

弟子たちが悪霊を追い出すことができなかったのは、不信仰のゆえだとはっきり言われたのです。

彼らの姿は、先ほどの車のリモコンキーに手こずり、開けられないでいた私の姿と同じです。

開くはずなのに開かない。

それは、私の言葉を本気にしてはいないからだ、とイエス様はおっしゃったのです。

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信仰に力みは必要ありません。

なぜなら、当たり前のことを当たり前に、普通にすることだからです。

車のキーの例なら、

「ああ、開きますよ。ここをこうして、クリっと回すと、ほら、開いたでしょ」

というくらいのものなのです。

自分で自分の力を信じる自力の信仰では力んで当然かもしれませんが、神から与えられた信仰なら力む必要はありません。

神が言われた通りにすれば、その通りになるからです。

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アメリカのカルバリーチャペルのチャック・スミス師は、熱心に待ち望み、あきらめないで祈る例として次のようなことをお書きになっています。

「その昔、ダービーという名の東部から来た裕福な保険業者が、ゴールドラッシュに浮かれてコロラドへやって来ました。彼が調査すると、ロッキー山脈に非常に豊富な金脈があることがわかりました。彼は東部に戻り、金鉱に投資するよう友人全員を説得しました。彼らは会社を設立し、設備投資をしてコロラドの豊富な金脈を掘り始めたのです。」

「会社が全ての債務を支払い終わったちょうどその頃、金脈も掘り尽くしてしまいました。それでもまだ投資した人たちは、再び債務を抱えるまで金脈を探し続けたのです。しかしついにある日、落胆したダービー氏は掘削を終わりにするよう言い渡しました。金鉱を閉じた彼はデンバーに行き、金鉱と設備を廃品回収業者に売って数百ドルを手にしました。そして彼は家に帰って行きました。」

「廃品業者は地理学者を雇い、金鉱とその地域を調査させました。すると地理学者はこう報告したのです。『ダービーさんが掘るのをやめた地点から1メートルばかり掘ると、金脈に当たりますよ』」

「その廃品業者は、コロラド州で最も豊富な金鉱を持つ者となったのです。あとわずか1メートルです!私たちも、何度勝利の1メートル手前でやめてしまうことでしょうか。」
(『力を解放する祈り』、チャック・スミス著、平野耕一訳、プリズム社、P25-26)

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当たり前のことを当たり前にし、今日も変わらずに祈る日として参りましょう。

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